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 四十代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ギタリストのお勉強82

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その82。


 今回は、以前より何度も取り上げて参りました”和音の機能”と”代理コード”のお話。

 それを視覚的に分かり易い形で、今一度見直してみましょうという内容です。


 音階上に構成されるダイアトニックコードには、トニックやサブドミナント、ドミナントと言ったそれぞれに機能があり、それは主三和音以外の副三和音にも代理としての機能がある。

 そして、副三和音が代理コードとして働く理由は、各機能を持った主三和音と該当する副三和音が似たような響きを持った和音であるという事についても既に見てきた通りであります。


TSD001.jpg

 これを今一度確認してみましょう。


 Cメジャー(ハ長調)におけるダイアトニックコードの内、トニックコードはC。

 もちろんこれには、CM7やCM7(9)も含まれる訳ですが、さらにEmやAm(これにも+7等も含まれます)コードがトニックの代理として作用するとされています。


 上記図の時点でCとEmはその構成音から似たような響きがする者同士というのはすぐ見て取れるでしょうが、Amもまた似たような響きであると言われても、少し分かり難いかもしれません。


 そこで、CをCM7に、Amを一オクターブ下げ、Am7(9)の形にしてみましょう。


TSD002.jpg

 こうすると見た目にも随分と分かり易くなると思います。

 Am7(9)は、すなわちCM7にさらに根音Aを足したもの。

 似た響きである=C(トニックコード)の代理として利用出来るという意味が視覚的にも確認出来る筈です。


TSD003.jpg

 ハ長調におけるAmは、サブドミナントの代理としても作用する場合がありますが、これも主三和音のサブドミナントコード”F”と比べて見ますと良くお分かり頂けると思います。

 先ほどと同じようにFをF7としてみると、FとAmは似た響きを持ったコードであると見た目にも理解出来ると思います。


 つまり、Amの響きは、トニックコードである”C”とサブドミナントコードである”F”、どちらとも似ている響きを持ったコードであるという事です。


TSD004.jpg

 さらに、トライトーンを内包するBm♭5は、ドミナントの代理として利用出来るというのは以前も見た通りです。


 こうしたコード機能と似た響きという関係は短調においても変りなく、副三和音が持つコード機能は主三和音と似た響きを持っているからだと説明出来ます。


 さて、こうなると主三和音や副三和音、その機能などと言っても似た響きのコードが多く、実は大して変化していないものなのではないか?と疑問に思われるかもしれません。

 実はその通りであり、当然似た響きのコードが連続すればそれだけあまり変化のないコード進行が出来上がってしまいます。(すなわちこれが悪いという訳ではありません)

 ただ、逆に考えれば、コード機能と似た響きに注意をしながらコード進行を組み立てれば、非常に効果的(印象的)な伴奏/コード進行を作り出せるという事でもあります。


 特にダイアトニックコード内だけで和音を考えてしまうと似た響きの連続になり易いとも言えますので、こうした和音の見かたを踏まえれば、ここぞという時のノンダイアトニックコードの積極活用なども見えてくるのではないかと思います。

 同時に、ただ和音構成音を増やせば(複雑な和音にすれば)良いというのも少し違う(似た響きが出来やすくなる)という点にも気付けるのではないかと思います。


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