名機、Fender ”Telecaster”が生まれる切っ掛けとなった1950年生まれの伝説の名機”Broadcaster”が、誕生70周年を迎えた今年限定復刻。
発売開始となりました。

Fender / 70th Anniversary Broadcaster
1949年に1ピックアップの”Esquire”を発表したFenderは、翌1950年に現代のテレキャスターへと繋がる2ピックアップモデル”Broadcaster”を開発します。
しかし、既に”Broadcaster”の名は「Gretsch」ブランドにより同じ読み方の製品(スネアドラム)が商標登録されており、紛らわしいと苦情が出ることになってしまいました。
そこで、ヘッドの”Broadcaster”ロゴを消し発売された事から、後に”Nocaster”と呼ばれる伝説の製品が誕生致しました。
後は皆さまご存じの”Telecaster”と名を変え、Fenderを代表する機種として現代まで生産され続けて来たのです。
従いまして、”Broadcaster”は、テレキャスターの原型とも言えるモデルです。

Fender / 70th Anniversary Broadcaster
70th Anniversaryとして復刻された今回の品には、しっかり”Broadcaster”のモデル名が入れられております。

Fender / 70th Anniversary Broadcaster
テレキャスターではなく、ブロードキャスターとして復刻される物ですので、当然スペックは当時のオリジナルに近いものでなくてはなりません。
ボディ素材はクラシックなテレキャスターモデルでも定番のアッシュ材。
指板はもちろんメイプルです。
ブリッジもヴィンテージスタイルのブラス製3サドルを採用。
フレットワイヤーなども”Vintage Tall”採用で、当然21フレット仕様。
指板Rも最近はFender製品の中でも徐々にその姿を消しつつあるきつめの7.25インチR(184.1R)。
ネックシェイプも50’s Broadcaster ”U”となっております。

Fender / 70th Anniversary Broadcaster
ただし、内部配線につきましては、今のテレキャスターと同じ仕様/操作を可能とする物に改められています。
しかし、オリジナルと同仕様にしたいという方の為に、15k抵抗および配線図がオプションで付属するそうです。
(オリジナルは、ハイカットフロント/フロント/フロント+リアの3ポジション)
配線がテレキャスターならば、最早これはテレキャスターなのではないか?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、本機は間違いなく”Broadcaster”です。
何故ならヘッドに”Broadcaster”と書かれておりますので。
ヘッドに輝く”Broadcaster”の文字。
そこに浪漫があるのだと思います。

Fender / 70th Anniversary Broadcaster

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