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 四十代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ギタリストのお勉強84

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その84。


 今回は音階上のダイアトニックコードとして現れる”4和音”についての一考察です。


 以前、似通った響きの和音だと言う事を確認する為に、4和音のルートを省いた形を考えてみたことがありますが、今回はその似通った和音という点を少し見方を変えて考えてみたいと思います。

 例によって分かり易く、ハ長調を例に話を進めてみたいと思います。


c41.jpg

 ハ長調の主音”C”を根音とする4和音のダイアトニックコードはCM7。

 ご存じ、転回するとCとBという半音違いの音程が含まれるという少し変わった和音であります。


 ここで、仮にルート音のCを省いたとしますと、残るのはE音を根音としたEm。


 こうして考えますと、Cを根音としたメジャートライアドとEから始まるマイナートライアドが絡み合って構成されている和音だというのが分かります。


c42.jpg

 同じようにハ長調ダイアトニックコードでメジャーセブンスが出来上がる根音はF。


 こちらも根音を省いて考えると、残るのはAmとマイナートライアドだと言う事が確認出来ます。


c43.jpg

 残るメジャーコードは、Gを根音としたG7。


 こちらの場合、根音を省くと残るのはBm-5と少々特殊なトライアドが残るのが分かります。

 こうして見ましてもGを根音とする4和音は、ハ長調ダイアトニックコードの中でドミナントモーションを起こす唯一特殊な和音であると言う事が改めて感じられると思います。


c44.jpg

 では、他のマイナー系4和音はどうなるかと言いますと、それぞれのm7コードのルートを省くと残るのは決まってメジャートライアドになっています。


 とにかく4和音というのは響きが難しいと思っている方も結構いらっしゃると思うのですが、こうして考えますとメジャートライアドとマイナートライアドが一つのコード内に混在しているというのが分かりますから、(響きが)難しいと感じるのもごく普通の感覚なのかもしれません。


 また、4和音の性質を決めるのは3度と7度という考え方に基づけば、ルート+3度+7度の5度を省いた形が効果的だというのも頷けるかと思います。

 (4和音から5度を省いた形からさらにルートを省くと残るのはメジャーもマイナーも無い5度コードになります※注。よって5度抜きの4和音は雰囲気を残しつつもすっきりとした響きに聞こえるはずです。)

 ※ ドミナントセブンス(ハ長調=G7)は5度ではなく♭5になります。


c45.jpg

 さて、ちなみに。

 最後に残ったBをルートとする4和音。Bm7-5から同じようにルートを省くと残るのはDm。

 マイナー系+マイナー系というやはり最後まで仲間はずれな感じのする和音であります。


 長調のダイアトニックコードの中でも特に変わった存在であるというのは、こうして見ても同じであります。


ギター・マガジン 2020年4月号



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