ギター練習に役に立ちそうな練習フレーズ101回目。
前回は音符3つを弾くという様な右手ピッキングの見直し/練習でしたが、今回はそれをさらに進めた練習フレーズです。

いつもの様に、内容的には至極簡単なものです。
10フレット、9フレット、7フレットの3音を弦移動しつつ繰り返すだけです。
本来3連符としたかった所なのですが、感覚が掴みづらい方もいらっしゃるかと思いましたので、通常の8分音符での繰り返しとしました。
ポイントは、出来ればこれをテンポ180程で弾くという練習であります。
今までスケール練習などでこうした単純な運指/ピッキングに触れてきたという方でも、テンポ180ともなるとなかなか難しくなるものだと思います。
ミスピッキングをなくそうと意識するあまり、”しっかり強い”ピッキングばかりをしていた場合、そのままでは早いテンポに対応出来ない状況にもなると思います。
テンポが上がれば上がるほど、必然的に、細かいピックの振りと力みのないピッキングが必要になって来ます。
今回の課題はそうした力みのない細かいピッキングと左手の連携。その練習であります。
もちろん、速弾きなどが得意な方は難なくこなせる課題ですが、いままでそこまで早いテンポでこうした繰り返し練習をした事がないという方は、かなり難易度が高い目標になるかもしれません。
しかし、実際にやらなければいつまで経っても出来ないものです。
どうしても無理だと感じるのならば、少しテンポを落としたりしながら、
軽やかなピッキングを意識しつつ練習してみると良いと思います。

もちろん、逆方向の運指も練習しなければなりません。
単純な運指でもピッキングとぴったり動作を合わせようとすると、また難しいものであります。
しっかりしたピッキングと聞くと、どうしても力強く弦を弾くという意識が先に立ってしまうかもしれません。
しかし、早いテンポに対応する為には”軽やかなピッキングでもしっかり弾く”という感覚を身に着けるのも大切だと思います。
さらに、テンポが上がれば弦移動もそれだけ素早く正確に行わなければならなくなりますので、そうした部分もチェックしつつ練習してみると、徐々に上手く行くようになるのではないかと思います。
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