ドイツのハンドメイドアンプリファイブランド「
Diezel」から、新しい形のアンプヘッド製品が発売になります。

約60cm幅の真空管アンプヘッドに液晶画面を搭載。
11月発売予定のDSPエフェクト搭載型チューブアンプ、Diezel 「VHX」です。
デジタル技術の進化とともに、アンプリファイの形も大きく変わって参りましたが、Diezelの新型が目指したのは従来の真空管Diezelサウンドと最新DSP/エフェクトの融合。
プリ管には12AX7管5本を搭載し、パワー管にKT77を4本搭載。
100w出力のプロスペックチューブアンプに即戦力のデジタルエフェクトを組み合わせました。

アンプチャンネルは4つ。
GREEN(クリーン)、YELLOW(クランチ)、BLUE(ディストーション)、RED(スーパー・ディストーション)を搭載。
また、チャンネル選択と同時にボイシング設定も可能になっており、計30通りの基本サウンドが設定出来ます。
もちろんこの設定は、エフェクトを含め本体にプリセット可能で瞬時に呼び出す事が可能です。(プリセットエリア:99)

搭載されるエフェクトもモジュレーション系から残響系、ノイズゲートやコンプレッサー、ピッチシフターと豊富に搭載。
イコライザーなどもDSPからの設定となっています。
アンプヘッドですので、当然スピーカーキャビネット(※)に接続して使用する機器でありますが、XLR バランスOUTなども装備しており、こちらの出力にはIRベースのキャビネットシミュレーターを介した出力が可能になっております。
※ 4Ωから16Ωのスピーカーキャビネット対応
現代型アンプということで、MIDIによるコントロールやUSBを介したPCとの連携(データのバックアップ/ファームウェアのアップデート等)も可能。
ここまでのプロスペック製品でも、ヘッドフォンが使用出来たり、クロマチックチューナーが内蔵されていたりと至れり尽くせりの一品です。
真空管の挙動をプロファイリングしたり、こと細かくデジタルシミュレーションされる時代に、本物の真空管とDSPを組み合わせるという新しい形。
リアルな真空管を求めるギタリストには注目の一品だと思います。


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