ギター練習に役に立ちそうな練習フレーズ107回目。
毎度の如く極簡単なフレーズですが、今回のお題はこちら。

一見して、昨日今日ギターを始めた方でもなんとかなりそうな課題でありますが、それでももちろんリズムを正確に押弦とピッキングとをぴったり合わせて弾くにはそれなりの練習が必要なフレーズであります。
1小節目の終わりから2小節目の頭だけ、その一点だけリズムに注意が必要ではありますが、ほとんどの方が何も考えずにすぐ演奏出来る様な内容だと思います。
しかし、単純、簡単だからこその落とし穴もあるものでして、ある程度の練習を積み重ねた方ですと(悪い意味での)適当に弾いてもどうにかごり押し出来てしまう課題なのだと思います。
ごり押しという言い方をしましたが、特にピッキング。
普段、こういうピッキングをしようと練習している方でも、それを無視して適当な動きになってしまいがちなのではないか?という話です。

ごり押しかそうでないかは、ほんの少しだけ内容を難しくしてやると良く分かると思います。
上記の課題になってもそれほど難しい内容ではありません。
それでも急にリズムや運指、ピッキングが怪しくなってしまう場合には、簡単な内容だからと言って適当な弾き方をしてしまっている(悪い癖が出ている)と考えてみた方が良いかもしれません。
簡単な内容を適当に弾いて、それでもリズムもバッチリ、ミスもないというのでしたらそれはそれで問題ないのかもしれません。
しかし、適当に弾いてしまうと、リズムがおかしくなったりやたらとミスが増えるという場合には、やはり基本を無視した弾き方をしている状態に気付けるものだと思います。
そうなれば次は、普段ご自身が考え、気にしているピッキングの在り方を思い出し、この簡単なフレーズに再挑戦するだけです。
そうすると今度は、意外なほど上手く演奏出来たりするものだと思います。
当たり前の話なのですが、簡単な内容だからといって適当に弾いてしまえば大抵上手くいきません。
時に、上級者の方の演奏が適当に弾いているかの様にみえる事もありますが、それはしかっりとした演奏技術が既に身についているからこそ成せる技なのだと思います。
逆に、そこまで演奏技量に自身のない方は、最近演奏が雑になっている気がすると思ったその時こそ、極簡単なフレーズをあれこれ練習してみると良いのではないかと思います。
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