今回の気になるギタリストは、アメリカのロックバンド「Foo Fighters」のフロントマンでありギタリスト、「デイヴ・グロール」です。

彼のファンであれば当然ご存じの通り、元々は世界的なグランジムーヴメントを捲き起こした伝説のバンド「Nirvana」の”ドラマー”であります。
もちろん、亡くなったカート・コバーンが大層気に入ったというドラマーとしての腕前については言うまでもありませんが、今回はギタリストとしての彼の話です。
Nirvana解散後に突如ギタリスト/ボーカリストとして世に登場したデイヴ・グロールでありますが、そもそも初めて手にした楽器はギターだったそうです。
ギターを手にパンクバンドで活躍していた後、ドラマーへと転向。
そんな情報を知っていれば「Foo Fighters」のフロントマンとして登場した彼を見てもそれほど驚きは無かったのかもしれません。

それでもファンを驚かせたのがその歌唱力。
実に味わいのあるボーカルを披露する彼。
年々力強さや表現力が増していく姿は、ギタリストとしての彼以上の驚きを感じさせるものです。
デビュー当初こそ、「Nirvana」の路線を感じさせる、ポスト・グランジなどと呼ばれたFoo Fightersでありますが、年々進化を続けた彼らはその後多くのグラミー賞を受賞。
気づけばバンド結成から四半世紀を越え、今や大御所と言った大スターへと昇りつめました。

伝説のバンドのドラマーと言った彼のイメージも今は昔。
以前、Gibson 「ES-335」をベースとした彼のシグネイチャーモデルも発売されたりもしました。

しかしながら、ドラマーとしてのデイヴ・グロールも消えてしまったわけではなく、Foo Fightersとは別のプロジェクトなどでドラマーとして参加しています。
伝説のバンドのドラマーから、世界的人気バンドのフロントマンへ。
Nirvana時代から彼を見ていたファンは、誰がこんな未来を予想出来たでしょうか?
あくまで個人ではなくバンドとしてスターダムからスターダムへ。
そんな彼のキャリアもある意味ロック界のレジェンドなのだと思います。
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