先日、Fenderからご子息の
シグネイチャーウクレレが発売されたと言うことで、今回の気になるギタリストはこの方。

ギター愛好家以外でも多くの方が名前を知るギタリストと言っても過言ではないであろう、世界的に超有名なビッグネーム。
The Beatlesで活躍した名ギタリスト、「ジョージ・ハリスン」です。
ジョージ・ハリスンと聞いて、皆様は一体どの様な事をイメージするでしょうか?
ビートルズの人。ポール・マッカートニーがベーシストだから、ギタリスト?
しかし、有名なジョン・レノンはギタリストではなかったか?
ツインギター?
ビートルズに左程触れていない方であれば、この位の認識かもしれません。

それもその筈。
ビートルズの中でもジョン・レノンが主にリードギター。
ジョージ・ハリスンはリズムギターです。
しかも、ポールやジョンと言った有名メンバーが次々と名曲を産み出していく中、初期ビートルズにおいてジョージ・ハリスンが作曲したのは僅か数曲。
キャラクターという面でもドラマーのリンゴ・スターの方が目立って居たように思えます。
名前は聞いた事があっても、実際どんなギタリストなのか良く知らない。
そんな方が多いのではないかと思います。

ビートルズメンバー内でも最も年下で、海外では”静かなビートル”と呼ばれたジョージ・ハリスン。
華やかな天才たちに囲まれた地味なギタリストと思われがちですが、実は彼こそバンドの成功には欠かせない天才であったと言われています。
彼の仕事は、曲の雰囲気を膨らませ、メロディラインや歌詞を引き立たせる事。
楽曲のバックボーンを強烈に支えるギタリスト。
彼も紛れもない天才であったのです。

ビートルズとしての活動中期~後期ともなるとメロディーメイカーとしてもその才能を開花させ、多くの名曲を残して行きました。
名盤”アビイ・ロード”に収録されたジョージ・ハリスン作曲”Here Comes The Sun”などは、ビートルズに興味の無い方でも何処かで一度は聞いた事のある名曲の一つに数えられるでしょう。
ビートルズ解散後にもソロ活動をはじめ、多くのミュージシャンと共演を果たしたジョージ・ハリスン。
その活躍ぶりは、ビートルズの中では物静かな印象だった彼が間違いなく天才ギタリストであるという事を証明しているかの様でした。
50歳を過ぎても精力的に音楽活動を続けた彼でしたが、2001年肺がんと脳腫瘍を併発し死去。
58歳でその生涯を閉じました。
- 関連記事
-