ギター練習に役に立ちそうな練習フレーズ122回目。
今回は、見るからに簡単そうな、こんな単音弾きフレーズです。

弦移動を含んだ同フレット(10フレット)を押さえる必要がある為、その部分だけ少しコツが必要かもしれませんが、多くの方が問題なく取り組める内容だと思います。
それで、このフレーズが何なのか?という事なんですが、次の図を見て頂くと分かりやすいと思います。

このフレーズに含まれた音程は、全てCメジャーコードの構成音。
つまり、この形さえ覚えてしまえば、コードをジャーンと鳴らしたり、またアルペジオ演奏をすると言った方法以外のコード表現が可能なのであります。
一度、コードフォームを覚えてしまうと忘れがちかもしれませんが、コードフォームの近辺にはそのフォームに含まれないコード構成音が指板上に存在している訳です。
もちろん、上記の形だけではなく、もう少しテクニカルな物も含めた、和音を元にした単音弾きフレーズも生み出せます。

ついでにもう一つ。
こちらはG7の構成音によって成り立っているフレーズです。
確かに、コードを押さえて鳴らす。または、コードを押さえて分散和音として弾く事の方が慣れてしまえば簡単なのですが、こうした表現のバリエーションを持っておくと、より和音表現が豊かになると思います。
普通のコードアルペジオと組み合わせてフレーズを作っても、また面白いかと思います。

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