知っていると、少しだけためになるかもしれない小技。
今回は、困難な課題を克服する為の基礎練習というテーマです。
ギターを演奏していれば、どうしても弾けない課題にぶつかるもの。
特に超高難易度な課題ではなくとも、有名アーティストのフレーズなどをコピーしようとすれば、弾けないフレーズなど幾らでも見つかるものだと思います。
では、そんな課題を克服する為にどうしたらよいのか?
一番単純な方法としては、その弾けないフレーズをとにかく丹念に練習する事だと思います。
テンポを落とした状態や、フレーズ内の苦手な運指部分をひたすら繰り返して練習する。
単純かつ、合理的な方法だと思います。

しかし、基本的な演奏技量(技術・筋力)が不足している場合には、そのフレーズを練習し続けても中々上手く行かなかったりもするでしょう。
無論、5年10年と一つのフレーズを演奏し続ける根性があれば、やがてはどうにかなるとは思いますが、そこまで根気が続く方も珍しいのではないかと思います。
おまけに、それだけ長く弾けない・上達しないと感じていれば、ギター演奏自体を諦めてしまうかもしれません。
そこで考えて頂きたいのは、やはり基礎練習なのです。
基礎はつまらない。
基礎練習でやった内容しか上手くはならない。
そんな、ネガティブな意見をよく耳にするスケール練習等の基礎鍛錬なのですが、やはり間違った取り組み方をしていれば効果が出ないと言うのは、他の練習と同じです。
まず、基礎練習をしても全く(もしくはある時点から)上達が感じられない。
そんな事をおっしゃる方もいらっしゃいます。
そういった場合、大抵が基礎練習慣れをしてしまったが為に、ただダラダラと基礎練習している事が多いのではないかと思います。
もちろん、何も考えず、ルーティンワークの様にダラダラ練習する事も悪いことではないと思います。
しかし、明らかな上達を目指すのであれば、それだけでは不足です。
ピッキング/運指フォームやアプローチの確認。
さらにそれらを気にした上で、自身が安定して演奏出来る以上のテンポでの挑戦。
こうした点に注意して練習するだけでも、目に見えて効果が変わってくると思います。
基礎練習には、運指力やピッキング力(安定性・持久力)の鍛錬も含まれていると考えれば、ただ楽な基礎練習を繰り返すのでは不備であると理解出来る筈です。
そうして基礎練習に真剣に取り組むとどうなるかというと、出来なかった動きが何時の間にかスッと出来る様になってしまうという、自分でも驚く様な感覚に出会えると思います。
ギターに限らず、肉体を使う楽器演奏はスポーツと一緒。
慣れも重要ですが、頭も使いながら肉体の鍛錬も必要。
基礎練習が大事だと唱えるミュージシャンの方々は、この辺の鍛錬の大事さをおっしゃっているのだと思います。
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