本日は不定期記事「おっさんの戯言」。
今回も恒例のAmazon取り扱いの中国製品ネタです。
今だ、多数の中国系ブランド廉価エフェクトペダルが販売されているAmazonでありますが、そうなると当然というかOEM製品と思しき製品もちらほら見かけます。

そうした中、あえてブランド名を強調する事無く販売されていたのがこちらの品。
「IRIN INSTULMENTS」というブランド名が入っておりますが、その販売ページではブランドネームを大きく宣伝している訳ではありません。
そもそもこのIRINというブランドは、各種楽器アクセサリーなどを多く生産しているブランドの様で、取り扱い製品の中でもペダル製品は珍しい部類。
それでも今回、オーバードライブ、ディストーション、10バンドイコライザーの3種が販売されておりました。
製品自体を見ると、外観的にも機能的にも立派なこの品が、お値段\5,000-以下と大変リーズナブルな製品に思えます。
しかし、気になったのはその製品名「MAXIMUM」。
即座に思い浮かんだのは・・・

そうです、「
JOYO」から発売されている比較的新しいペダルシリーズ”
Rシリーズ”の「MAXIMUM」です。
筐体デザインこそ違えども、コントローラーやミニスイッチの仕様など、機能的なものはほぼ同じ。
だからと言って、JOYO製品を他の中国ブランドがコピーしたとも考えづらいので、ある意味OEM製品的なものなのか?と不思議に思える一品であります。

同じようにIRIN製のディストーションは「EXTREME」という製品名。

これまた、かなり以前より販売されているJOYOのディストーションペダルと同じ製品名です。
JOYO製品の場合は今見ると旧型デザインという雰囲気ですが、仕様的なものはどちらも同じです。
ただ、「EXTREME」の場合には、現在JOYO正規販売店でかなりのディスカウント販売が行われている為、IRIN製品が特別安く感じる訳でもありません。
それにしても、筐体デザインさえ違えば、同じ製品名、同仕様の物を本家よりも安く販売してしまって良いものか?と疑問に思ってしまうのですが・・・。
もちろん、実は内部部品の質に差があると言った事は想像出来るのですが。

そして、極めつけは、10バンドイコライザー。
こちらに至っては、IRIN製品バージョンもJOYO製品とほぼ同じ筐体を利用しています。
最早、異なるのはブランドロゴだけに見えます。
その上、IRIN製品はJOYO製品売価の半額。
驚くべき売価です。
現在、AmazonでIRIN製品販売を行っている業者さんは、どこも中国を所在としている企業。
OEMなどの生産体制があるとしても、その流通含め謎が多いと感じてしまいます。
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