ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その46。
今回は、コード構成音という考え方を利用して、お手軽にギター伴奏/フレーズを作るアイディアです。
あらかじめ曲にコードが設定されている場合。
それを基準にコードを弾いたり、またはアルペジオやフレージングを行い伴奏をするものですが、なんだか単調な伴奏になりがち、他のアプローチをしてみようにも少し難しいという場合には、コード構成音でフレーズを考えるという方法もあります。
設定されたコードの構成音でフレーズを作る訳ですから、難解な理論も何も要りません。
ただ、コードに含まれる音程を使いフレーズを作るだけです。基本的に不協和もありえません。
先ずは分かりやすいところで、ある曲のある小説にCメジャーコードが付いていたとします。

ギターコードでCメジャーを鳴らす単純なフォームは、五弦ルートの上記の様な押さえ方。
Cメジャーの構成音は、根音がC、3度音がE、5度音程がG。
C・E・Gの3音からなる3和音です。
上記の形ですと音程の低い方から、C、G、C、Eの順番に音が積み重なっています。
さて次は、この3和音を基本に指板上でC、E、Gの三音を探してみる訳ですが。

あちらこちらに分散する形で、こんな感じにあります。
速いフレーズを弾くには少し大変ですが、スライドを交えたゆったりとしたフレーズを考えるならば、直ぐにいくつかアイディアが出るものだと思います。
あるいは、アルペジオから構成音で繋いでまたアルペジオへと言った伴奏も考えられます。
単音を基本に考えるならば、スライドやベンド(チョーキング)を交えたり、フレーズのリズムを工夫する事でなかなか面白いものが創作出来るのではないでしょうか。
当たり前の話、3和音として完成された関係性にある音を繋ぐだけですので至極簡単。
適当に弾いただけでもそれなりの伴奏が出来上がってしまいます。
ただ一つ、注意点があるとするならば、構成音のうちE音からG音を見ると短3度関係。
つまり、E音とG音ばかりを弾いていると何処かマイナー感のあるフレーズになってしまうという事です。

それが悪いというわけではありませんが、曲の雰囲気によっては、その点を踏まえてフレーズを考えると良いでしょう。
流石にこればかりでは単調なものになってしまいますが、コードを鳴らした後の繋ぎを考えたり、アルペジオと組み合わせたりと、色々な場面で活用出来るものだと思います。

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