私たちの周りには、知らない間に様々な”新素材”が使われた製品が登場しているものです。
製品品質向上の為、地球環境への配慮、道具をより強く使いやすくする為に様々な新素材が開発されています。
新たに開発された素材。意外と
楽器用としても使われたりします。
そしてまた、新たな素材を利用したギターピックが「Ibanez」ブランドより発売されました。

米国デュポン社が開発した新素材「ハイトレル(ポリエステルエラストマー)」を素材としたギターピック。Ibanez「ELASTOMER ELシリーズ」です。
まずこのハイトレルですが、熱を加えると軟化し加工しやすくなり常温では固まる(熱可塑性)というよくあるプラスチックの特性を持っている素材です。
しかし、その柔らかさは、ゴムとプラスチックの中間。
そして、強度や耐久性に優れ、耐熱・耐油性、消音性能、耐衝撃性、反発弾性など、新素材と言われるだけにありとあらゆる性能に優れた素材なのだそうです。
それでいて、塗装も可能。
まさに理想の新プラスチックと言える素材かもしれません。

ハイトレルを利用したELピックは、ノイズの少なさが特徴のピック。
なるべくピッキングノイズを回避したいという方の助けとなる新素材ピックになるかと思います。

ELピックには、ハードとソフトタイプとが用意されています。
面白いのは、通常硬いピックになればなるほどピック厚が増すものですが、ELピックではソフトの方が2.2mmと分厚くなっております。

かと思えば、厚さ2.2mmのハードタイプも発売されており、こちらはよりアタック感を求める方向けのピックになるようです。
ソフトタイプとハードタイプ、どちらもその素材故の弾性を感じられる硬さになっているそうです。
ノイズの少ない滑らかな弾き心地。
そして、擦り減りにくく高耐久。
と、何から何までパーフェクトな新素材ピックに思えてきますが、そこは個人の趣向が思い切り入るギターピック。合う合わないは奏者次第という事になるでしょうか。
それはともかく、とにかく全種類試してみたくなる新素材ピックであるのは間違いないです。
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