生産数の少ない希少な高級アンプリファイ。アメリカ製「MAGNATONE」がイシバシ楽器店さんの方に入荷しています。

MAGNATONE / SUPER FIFTY-NINE HEAD【S/N 566】
「MAGNATONE」は、1930年代に発足し70年代まで存在したマグナ・エレクトロニクス社によるエレキギター/アンプブランド。
当時のものは、今だ有名ミュージシャンに愛用されるなど根強い人気を誇るブランドであります。
一時は姿を消したMAGNATONEブランドですが、そんな伝統あるブランドの名が放って置かれるはずもありません。
高級ブティックアンプ。ニュージェネレーション「MAGNATONE」として2013のNAMMショーで復活を果たしました。
復活を遂げたMAGNATONEは、大御所ジェフ・ベックにステージ用として使用され、すぐさま注目を集めました。
アメリカ、セントルイスで完全ハンドメイドで制作される新MAGNATONE。
丁寧なハンドワイヤードで作り上げられる高級アンプ。
品質の高さは、疑う余地のないものであると思います。
しかし、私が注目してしまったのは、そんなハイクオリティで希少な高級アンプという点ではありません。

MAGNATONE / TWILIGHTER 【S/N 559】
新MAGNATONE ”TRADITIONAL COLLECTION”シリーズのこのルックス。
この格好良さにグッと来てしまったのです。
アンプのデザインと言うものも製品品質上大事な要素であるとは思います。
Fender然りMarshall然り、デザインがその製品イメージを大きく左右し、使ってみたいと思わせる重要なブランドイメージ・ファクターになっていると考えます。
ですが、ギターアンプリファイである以上、最も重要視されるのはその”音”であって、その製品デザインは副次的なモノと考えるのが普通だと思います。
しかし。そんな当たり前を忘れてしまうかのようなMAGNATONEの格好良さ。
ブランドを主張するロゴデザインの素晴らしさ。
これが高級ブティックアンプでなければ、少し手軽に手に入る価格の品であったならば、音を度外視して手に入れてしまったことでしょう。
高級アンプブランド「
HIWATT」が製品イメージをそのままにトランジスタの廉価版を発売したように、この”TRADITIONAL COLLECTION”の廉価アンプを作ってくれないものだろうかと思う程です。
しかし、ブランドイメージがある以上、そうした戦略をとる方が珍しいケースだと思うので、そんな品は発売されないでしょう。
ただの四角い箱であるアンプ。
デザイン一つでとんでもなく魅力的な製品も存在するのだなとつくづく感じました。

MAGNATONE / TWILIGHTER 【S/N 559】

石橋楽器店
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