プロユースから練習用まで。
歴史あるアメリカブランド「
PEAVEY」から、スモールサイズのアンプヘッドが発売。
徐々に日本へも上陸し始めている様です。

気になるそのアンプリファイは、PEAVEY ”Classicシリーズ”に追加された20W出力のアンプヘッド、PEAVEY「Classic 20 MH」です。
クラシカルな外観からは意外な程のパワフルな歪みも備えた本機。
小出力とは言え、プリ管に12AX7/ECC83×3、パワー管にEL84×2採用の本格派アンプヘッドです。
最近のこうした小型アンプヘッド製品に習い、20W/5W/1Wの出力調整を完備。
キャビネットシミュレイター機能付きのXLRアウトやダイレクトレコーディングに対応するUSB端子まで搭載しています。
更には、ヘッドフォンアウトも搭載。
SPEAKER ENABLE/DEFEATの切り替えスイッチも搭載されており、スピーカーを接続しない状態でもヘッドフォンや各種レコーディングアウトが利用出来る仕組みになっております。

確かに、エレキギターサウンドにおいて、キャビネットの選択というのは大変大きな要素であります。
しかし、本来真空管パワーアンプでは接続が必須のキャビネットを用意しなくとも稼働出来るというのは、小型アンプヘッド製品にとって何よりのアドバンテージであると考えられます。
ロードボックス等を用意する必要もなく、アンプヘッドのみで運用可能な便利さ。
更に別のキャビネットシミュレイターを用意するという選択肢も考えられます。
こうした製品開発の波はこれからも拡大していく事でしょう。
アンプリファイ、キャビネット共にモデリング/シミュレイトが急激な進歩を続ける現代。
しかし、液晶画面の中やPCモニターの中に映るアンプリファイばかりではどこか寂しい気持ちも致します。
そんな思いを払拭してくれる、運用性抜群の小型実機。
歴史あるメーカー品。そして本格的な真空管アンプヘッドでありながら比較的リーズナブルな製品なのは、Made in Chinaであるのが一役買っているというのも、そんな現代アンプリファイ事情を反映している事象だと感じます。


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