無くても何とかなるけれども、あったほうが良いギターアイテムシリーズ。
今回は、無くても何とか「出来る」けれども、ギター上達には必携とも言えるアイテムのご紹介。

BOSS / TU-80WH チューナー&メトロノーム
メトロノームです。
こちらは良くあるタイプのチューナーとセットになった機器ですね。
何故、ギターの上達にメトロノームが必要なのか?ですが、音楽には必ずテンポと言う概念が付き纏います。
一人で演奏するならまだしも、複数の楽器でのアンサンブルにおいては、必ず曲の速さの基準があります。
一分間に、四分音符○個分というよく見かける音楽記号のあれです。
ロック音楽のバンドと言う形態でも、複数人によるアンサンブルには変わりなく、メンバーの誰か一人が独自のテンポで演奏を始めてしまえば、オーディエンスの反応は冷ややかなものになり、微妙な空気をかもし出す結果になる事でしょう。
他の楽器の音を聞き、合わせて演奏出来れば問題ないんでしょう?と言う方がいらっしゃるかもしれません。
その通りです。
バントとして、他のパートと息を合わせ演奏出来るのならば、それはそれで成立しているとも言えます。
ミュージシャンとしての幅広さを見せ付けるかのように、急なテンポチェンジや変拍子を挟むバンドも在るくらいですから。
バンドメンバーと頻繁にスタジオ入りしてセッションを重ね、同時にギターの上達を図り、バンドとしてのまとまりを高めていくのが音楽本来のあり方なのかもしれません。
ですが、現実問題なかなかそうも行かないのが普通です。
そこで必要になるのがテンポであり、正確にテンポを刻むメトロノームなわけです。
人間の体はよく出来ていて、ある動作を行えばエネルギーを消費すると同時に筋肉には疲労物質が蓄積していき、動作を緩慢にする自己防衛機能が搭載されています。
限界を超えて肉体を酷使した結果、起きうる自己破壊を防ぐ為の優秀な機能です。
この人体機能は、ある意味楽器演奏において足かせであり、疲労の蓄積は自然なテンポキープを不可能にする結果を招きます。
それを防ぐ為の日々のギター練習であるとも考えられる訳です。
こうした自己防衛反応による動作の緩慢さは突然訪れるわけではなく、自分自身でも気がつかないうちに緩やかに訪れるものです。
普段何気なく行っているスケール練習でも、一連のフレーズの頭と終わりでは奏者本人が気がつかない程微妙に狂っているかもしれません。
しかし、メトロノームには筋疲労も無ければ、錯覚もありえません。
奏者本人が正確に弾けたといくら思い込んだとしても、メトロノームは無慈悲な結果を提示してくれます。
つまり、自分自身が本当に上達しているか?どのくらいまでのテンポを正確に演奏できるのかと言った、ギター習熟度の物差しになってくれるのがメトロノームだと言う事です。
基準となるものさしがあれば、更なる練習課題を掴みやすくもなります。
こうした事を考えても、あるといいなでは無く、最早必携とも言えるアイテムがメトロノームな訳です。
機種によって機能もまちまちですが、テンポ練習の際にエレキギターの生音ではつまらない・・・と言う方にはマルチエフェクターにメトロノーム機能やドラムパターンが搭載されたものもあるので、そういった機器にギターを繋いで練習するのが良いと思われます。

KORG / PANDORA PX-mini
DTM環境を整えてあってギターをパソコンと接続出来る様な場合には、簡単な8ビートパターンのドラムトラックを作り練習してみるのも良いと思います。
テンポやリズムの細かい話になれば、食い気味だの後乗りだの色々あるかとは思いますが、「一定のテンポを保ちながら演奏する練習」というのは、ギター練習において避ける事の出来ない命題だと思います。
是非ともメトロノームの様な機器を活用する事をお勧めします。

TASCAM / CD-GT2 ギタートレーナー

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