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ラージヘッドと三点止め

 「エレキギター」と言えば、誰しも一度は見た事があるのではないかというくらいスタンダードなモデル、Fenderストラトキャスター。



Fender USA Custom Shop / Limited Collection 2013 Japan Limited Collection 1957 Stratocaster


 オーソドックスなんて言葉が良く似合うエレキギター界の名デザインですが、オリジナルのFenderストラトキャスターでも若干のデザイン変更はなされています。

 1960年代半ば以前のストラトキャスターと1970年代~80年代のストラトキャスターでは、デザイン面で幾つか変更がみられます。


 一つは、ボディのエッジ部分の加工の違い。

 簡単に言えば、ボディの丸みですね。

 僅かな違いですが、実際に見比べてみるとかなり印象が違うものだと感じます。


 そしてもう一点。

 ラージヘッドと呼ばれるヘッド形状の採用とネックの三点止めへの変更です。

 


Fender USA / American Deluxe Stratocaster


 こちらがオーソドックスなストラトキャスターのヘッド形状。





Fender Japan / Stratocaster ST72


 こちらがラージヘッドと呼ばれるヘッド形状。





Fender USA Custom Shop / Limited Collection 2013 Japan Limited Collection 1957 Stratocaster


 こちらが一般的な長方形のベースプレートに四本のボルトでネックを接合する四点止め。





Fender Japan / Stratocaster ST72


 こちらがU字型のベースプレートに三本のボルトでネックを接合する三点止め。

 ベースプレートには小さな穴が開いていて、六角レンチでネックの仕込み角度を微調整出来る構造になっています。(マイクロティルト)

 これに合わせ、トラスロッドの調整はヘッド側に移動され、ブレッド型と呼ばれるトラスロッドナットがラージヘッドと共に見た目の特徴になっています。


 ボルトの数を減らしてしまえば、剛性面で問題が発生するのではないか?とお察しの通り、ネックとボディはズレ易く、マイクロティルトもいまいち使い道のはっきりしない微妙な装備。

 ならば何故こんな三点止めになったのかと言えば、フェンダー社のお家芸「生産コスト削減」の為だったというお話。

 新たな構造を発案するという精神は立派ですが、コスト削減も同時にというのはどうも難しかったようですね。


 現在でも72年モデルストラトキャスターとして、この三点止めストラトが販売されていたりしますが、ラージヘッドで四点止めというモデルも生産されていることから、三点止めストラトは珍しくなってきています。


 思えば、私が初めて手にしたストラトキャスターもFenderJAPANの72年型レプリカでした。

 ラージヘッドに三点止め。三点止めはともかくとして、いまだにラージヘッドのストラトキャスターには言いようの無い魅力を感じてしまいます。




Squier / Affinity Strat Black




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