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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ギタリストのお勉強54

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その54。


 今回は、少し今更な感じは致しますが、楽譜の見方の基礎を振り返ろうという事で”音部記号”について触れてみたいと思います。


 ”音部記号”というのは、楽譜/五線譜の左端に記してある五線上に記された音符の高さを指定する記号。

 ”ト音記号”や”ハ音記号”などが一般的です。


TO0.jpg

 音楽の授業などで必ず一度は目にする、これらポピュラーな記号。

 特にト音記号は、音符と並び音楽的記号として、音楽にあまり興味が無い方でもよくご存じな記号であると思います。

 ト音記号よりも下の音程を表す”ハ音記号”は、低音楽器であるギターやベースを嗜む方にはお馴染みの物。


 当然、異なる音部記号がついた五線譜は、同じ線上にある音符が示す音程も変わる訳ですが、これら音部記号は何となく適当に描かれているものではありません。

 ちゃんとした意味があるのです。


TO1.jpg

 ト音記号を何故ト音記号と呼ぶのかと言えば、五線譜上の”ト音”(G音)を表す記号であるからです。

 ト音記号のくるくるっと丸まった部分が肝心で、丸まった部分の中心が五線の第2線(五線譜は下から1線、2線と数えます)上に描かれています。

 つまりこの場合、第2線が”ト音”(G音)であると示しているわけです。


 ですので、適当な位置にト音記号を描いてしまうと、五線譜の示す音程が変わってしまうという事にもなります。

 実際、クラシックの譜面では第1線にト音記号がかかる様に描かれている場合もあり(小ヴァイオリン記号)、もちろんその場合は第1線がト音(G音)を表す譜面となります。


HE1.jpg

 ヘ音記号の場合も同様に、記号右の点点の間に意味があります。

 一般的な描き方(バス記号)の場合には、第4線をこの点点で挟む形に描かれ、すなわち第4線がヘ音(F音)を示しています。


 ギター譜、ベース譜共にこのヘ音記号が使われるのが多いですが、ベース音程はギターの更に1オクターブ下。

 実際の音程を表す”8vb”の表記を加えて、ギター同様に表記されるのが一般的です。


 更にもう一つ。

 クラシックの譜面などで使われる(ヴィオラ譜等)ハ音記号というものもあります。


HA.jpg
 
 これも同じように、記号の中心が第何線を通っているかによって意味が変わります。

 中心にかかる線上の音がハ音(C音)であると示す音部記号です。



 ついでに、「調子記号」について。

 調子記号は、その曲の調性を表すものとしてト音記号の隣に表記され、音部記号とセットになっている様な感じの記号です。

 無印から、♯もしくは♭最大6個付いた形で描かれますが、これも適当にバランスをとって描かれているわけではありません。


AorF-m.jpg

 通常の臨時記号と同じように、シャープの上と下の線の間に意味があり(♭なら丸まっている部分)ここにかかる線もしくは線と線の間に示される音符に効果を発揮するものです。

 これも適当に描かれてしまえば、おかしな話になってしまいます。


 高音部のみに臨時記号が描かれていますが、ある調性を表すものですので、オクターブ下にも効果は反映されます。

 上記、イ長調(A)/嬰ヘ短調(F♯m)の場合には、音の高さに関わらず、C、F、G音に♯が付く事となります。

 

 普段何の気なしに眺めている音楽記号ですが、記号である以上そこには合理的な意味が含まれています。

 便利になった今、手書きの楽譜で何かを伝える機会も少ないのかもしれませんが、もしそんな機会が訪れた時には記号の意味と描くべき場所があるというのを覚えておくと役に立つと思います。





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