最近では、エレキギターとiPhoneを接続するインターフェースが登場したり、更にはアンプシュミュレーターやエフェクトシュミュレーターが扱えるアプリがあったりと、iPhoneの携帯性・利便性を活用した音楽機材も数多く登場しています。
しかし、手軽である反面、スタジオなどで使うには少々使い辛い場合もあると思われます。
演奏中にギターをぶら下げながら、いちいちiPhoneを操作するというのも無理がありますから。
今回のおもしろグッズは、iPhoneのアプリで多彩なエフェクトシュミュレーションを利用しながらも、既存のエフェクトペダルの様に扱えるという機材です。

DigiTech / iStomp Downloadable Pedal
iStompと言うペダルです。見た目は地味なペダルですね。
4コントロール、ステレオIN/OUT対応です。
しかし、これだけでは単なる箱です。


このペダル本体にiPhoneを接続。専用のアプリの中から好みのエフェクトを選択、 iStompにエフェクトを転送してやるといった使い方です。
後は本体のつまみで通常のエフェクターの様にパラメーターの変更も出来ますし、フットスイッチによるエフェクトON/OFFという一般的なエフェクターペダルとして扱えるわけです。
無償提供されるエフェクトアプリには20種類以上のエフェクトをラインナップ。
歪み系から空間系まで様々なエフェクトが用意されています。
これ一台で、色々な種類のエフェクターとして使えます。
本体を買えば、後は着せ替えパーツを買うだけで、ウルトラマンにも仮面ライダーにもなる往年のおもちゃ、変身サイボーグを想起させるものがあります。
ただ、気になる点も幾つか。
変身サイボーグというおもちゃは、変身パーツを別途購入する必要があったわけですが、このiStompペダルのエフェクトも最初に無償提供される以外のエフェクトは有料です。
まあ、エフェクター一台が数百円で手に入ると考えればお得感はありますが。
それに加え、iPhoneを使ってエフェクトを選択可能などと聞くと、色々なエフェクトを組み合わせて使えるのではないかと考えてしまいがちですが、基本的にiStompペダル一台に対しエフェクトシュミュレーションは1種類です。
マルチエフェクターの様に複数のエフェクトを同時に扱えるわけではありません。
公式動画では、iStompを複数台繋ぎそれぞれ違うエフェクトに設定して使っている様子が映っています。
あくまで、iStompはコンパクトエフェクター1台という想定ですね。
もちろん、気に入らないエフェクトは中身を替えてしまえば、全く別のエフェクターとして使えるわけですから、汎用性という面では非常に便利な一品だと思います。
まさに変身サイボーグのようなエフェクトペダルですね。(若い方にはチンプンカンプンですね。すみません)

IK MULTIMEDIA / AmpliTube iRig for iPhone iPod Touch and iPad

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