本日は、ちょっと変わった電子楽器(エレクトロパーカッション)新製品のお話。

ATV / aFrame エレクトロオーガニック・パーカッション 《予約注文:2017年1月下旬発売予定》
それがこちら、日本のブランド「ATV」が開発した”エレクトロオーガニック パーカッション”、「aFrame」という製品です。
まずこの「ATV」というブランドですが、 本社は静岡県浜松市に在り、かの
Roland創業者であらせられる「梯郁太郎」氏が代表取締役会長を務める企業/ブランドです。
そんな、電子楽器界のパイオニアが世に送り出す「aFrame」。
パーカッションと言われれば、何やら叩くものと想像出来ますが、独特の形状により大変不思議な物体に見えます。
これが部屋に置かれていても、よもや楽器であるとは思いもしないでしょう。

ATV / aFrame エレクトロオーガニック・パーカッション 《予約注文:2017年1月下旬発売予定》
背面を見れば、液晶表示やVolume、各種ボタン類が搭載されております。
ですが、ここまで見ても新型オーディオ?スピーカー?と考えてしまうような製品であります。
本品が新開発の電子楽器、パーカッションであるとして話を進めましょう。
「aFrame」は、独自に開発された”Adaptive Timbre Technology”(アダプティブ・ティンバー・テクノロジー)により、従来のPCM 音源方式のデジタルパーカッションでは不可能だった、「叩く」 「押す」 「擦る」 といった方法で発音や音色変化、エフェクトコントロールなどを表現することができる楽器です。
もちろん電子楽器ですので、アコースティック系やエレクトロニック系などの様々な音色をプリセット。
本体内蔵のエフェクターを組み合わせ、ユーザー音色を作り出すことも可能です。(ユーザーエリアは80)

ATV / aFrame エレクトロオーガニック・パーカッション 《予約注文:2017年1月下旬発売予定》
木製のような外周フレームには「竹」を使用。
素手で扱う事の多いパーカッションですので、その手触り感を大切にし、製品のコンセプトでもある「オーガニック」を象徴する仕上がりになっています。
この部分は、国内ギターブランドとしても有名な「フジゲン株式会社(
FUJIGEN)」とのコラボレーションにより実現したものなのだそうです。
本機は市販のモバイルバッテリーで駆動可能。
音声出力からワイヤレスシステムへの連携により、ステージパフォーマンスにも使える品であると提案されていました。
ある意味成熟期を過ぎたとも考えられる電子楽器。
しかし、その世界を生み出し、発展させて来た創造力は、今なお未来の形を模索しているというのが伺える楽器「aFrame」。
アコースティックと電子楽器という、本来相反する要素が結実した大変ユニークな新楽器であると思います。

ATV / aFrame エレクトロオーガニック・パーカッション 《予約注文:2017年1月下旬発売予定》

石橋楽器店
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