ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その56。
今回は、通常はあまり使用されない(?)コードについてのお話。

皆様その存在はよくご存じだと思われるaug(オーギュメント)というコード。
”増三和音”という言い方が表しますように、根音・長3度・増5度で構成された3和音です。
Caugであれば、C + E + G♯という構成になります。
ポイントとしては、5度音程が半音上がっているというのはもちろんですが、長3度音であるというのが大切で、これがもし仮に短3度になってしまうとただ単にG♯をルートとするメジャーコード(の転回系)になってしまいます。(C=3rd + D♯=5th + G♯=root)
無理に表記すればCm(+5)とも書けますが、基本的にマイナーコードが増5度になれば、別のメジャーコードになるということです。
さて、このaug。
通常のメジャー/マイナースケールでは、ダイアトニックコードでもないこのコードを一体どんな場面で使うのかという話ですが・・・
以前記事にしましたクリシェ、”
変化和音”として活用されます。

例えば上記の様な使い方。
I → I♯5 → Ⅳといった緩やかな和音変化に用いられます。
もちろんメロディとの兼ね合いは考慮に入れる必要がありますが、途中にaugが挿入されることにより、C→Fと進むよりも動きのあるコード進行にすることが出来ます。
コード進行に面白みが足りないと感じる時には役立つコード、augのお話でした。

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