ソフトウェア音源を開発する日本のブランド「Sonica Instruments」から、驚きの”津軽三味線”ソフトウェア音源が発売になりました。

サンプラーソフトウェア、Native Instruments Kontakt (5.4以上)対応音源。
その名もズバリ。Sonica Instruments 「TSUGARU SHAMISEN」です。
バーチャルな三味線音源は、それこそ20年以上前からMIDI音源等にも搭載されているポピュラーな物。
しかし、今回のSonica Instruments製品は本気度が違います。
疑似的な電子音による三味線ではなく、実際に録音した音をリアルタイムで再現するという現代の技術を生かした音源。
その録音には、津軽三味線世界大会”A級”で優勝した経歴をお持ちの山中信人氏を奏者に迎えるという本格的な物。
豪快な叩き音、力強いゆすり奏法など、ダイナミックな津軽三味線を完全再現しています。
20種類以上にも及ぶという津軽三味線の奏法を網羅し、多種の調弦にも対応。
打ち(Down)、スクイ(Up)のイントネーションの違いや、3本の弦それぞれの響きの違い等も再現。
”吾妻さわり”(※)といった、三味線独特の構造をもシミュレートされているそうです。
※ ギターで例えるならば、可動式のナット。響きに変化をもたらす構造だそうです。
もちろん、一本調子ではないリアルなアタック感演出も可能で、どこまでも本物な津軽三味線サウンドが再現出来ます。
リアル録音による楽器音源。
いずれはこの世界の楽器がすべて、限りなく本物でありながらバーチャルで再現出来てしまう日が来るのでしょうか。
打ち込み用途だけでなく、キーボードを操る三味線奏者というのも斬新かもしれません。


楽天市場
- 関連記事
-
スポンサーサイト