ヴィンテージエフェクトの復刻を得意とするデンマークのブランド「Reuss」から、ストンプペダル型ファズの元祖とも言える”FZ-1”の復刻ペダルが発売になりました。

それがこちら、Reuss「FZ-01 Vintage Three Volt Fuzz」。
このペダルの元となっているのは、Gibson社の電子部門「Maestro」ブランドが1962年に発売した、ファズペダルの始祖「FUZZ-TONE FZ-1」。
The Rolling Stonesの名曲「Satisfaction」での使用がきっかけで、今や伝説と語り継がれる元祖ファズペダルです。
Reussブランドでは、以前もFZ-1の完全復刻モデル「FZ-01 Kleiner Scheisskerl」を発売していました。
今回の「FZ-01 Vintage Three Volt Fuzz」も貴重なNOSゲルマニウムダイオード使用、オリジナルを完全再現したモデルに変わりはありませんが、前モデルと比べ大幅に小型化された姿でのリリースとなりました。
さらに以前のモデルには無かった機能、内部にバイアス調整用のトリムポットが増設されております。
しかし、このトリムポットは、出荷時に完全な状態に調整されているとの事ですので、普通は触る必要が無い状態のものであると思われます。

本機の少々変わった点として挙げられるのがその電源仕様。
単四電池2本での駆動で、ACアダプターは利用出来ません。
”Three Volt Fuzz”の製品名からもお判りいただけますように、現在からみれば少し特殊な仕様によるもので、乾電池1本=1.5Vx2本使用という形態となっております。
これは、オリジナルFZ-1が単三乾電池2本による駆動(3V)、改良型FZ-1Aが単三乾電池1本による駆動(1.5V)という歴史を感じさせる仕様であった事に由来します。
1962年製オリジナルFUZZ-TONE回路を完全再現。
今となっては扱いやすいファズペダルは幾らでもあるとは思いますが、歴史的なペダルに興味がある方には目の離せない一品であると思います。


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