ギター練習に役立ちそうな定番フレーズ26回目。
前回、シャッフルリズムとブルースバッキングをとりあげましたが、今回は其の応用です。
このシャッフルというものは、慣れないうちはリズムを取るのが難しいかと思いますが、この独特なノリに合わせようと「コントロール」しようとする事が、両手共に良い練習になると思いますので、是非チャレンジしてみてください。
前回は、非常にシンプルな基礎的バッキングでしたが、今回はそれを少し発展させたパターンです。


コードフォームに慣れてしまえばそれ程難解では無いはずです。
問題は、やはりシャッフルリズムに合わせた左右の手の連携だと思います。
左手ミュートに注意すれば、右手の動きは結構乱暴でも構わないはずですので、リズム重視で練習してみるのも良いかと思われます。
次に、このバッキングフレーズを分解したパターン。


ピッキング動作が忙しくなるので、難易度は上がります。
TAB譜通りきっちりピッキングしようとすれば尚更です。
ブルースですから、どちらかと言えば大切なのはシャッフルリズム。
ミュートをしっかり意識して、多少のミスピッキングには目を瞑り、ノリ良く演奏する事を心がけると良いかもしれません。
最後に、ブルースのバッキングで良く使われる、ターンアラウンドというフレーズを見てみましょう。

ターンアラウンドは、比較的シンプルなコード進行の多いブルースの曲で、曲中一段落つけるような場面に挿入されるフレーズです。
この場合、キーはEですので、トニックコードEからサブドミナントAに、A#を挟んでドミナントセブンスであるB7というコード進行になっています。
この後、トニックコードであるEに戻れば(B7→E)、
ドミナントモーションが起こせるというわけです。
突然のA#コードは何だ?と思われますが、AからB7へと滑らかに移行する為の経過和音として捉える事もできますし、ロック的な拡大解釈をすればトニックコードであるEの裏コード(omit3rd/パワーコード)と考える事も出来ます。(裏コードについてはまた別の機会にでも)
こうしたターンアラウンドは、定番フレーズ(コード進行)としてブルースの中で様々なパターンで良く出てきます。

同じコード進行で、少し趣向を凝らしたこんなターンアラウンドもあります。
弾いてみると何処か馴染みのあるブルースフレーズだと思います。

Fender USA / Greta

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