アメリカのブティックペダルブランド「
Bondi Effects」から、新作ペダルが発売になりました。

KLON 「Centaur」と比較される事の多い「Sick As Overdrive」が有名な「Bondi Effects」でありますが、今度の新作はドライブペダルでは無く、昔ながらのアナログディレイ。

見た目/仕様としてはおとなしめな印象を受けるペダルでありますが、ただのアナログディレイではございません。
流石、拘りのブティックペダルブランドの発売するアナログディレイ。メーカー希望小売価格は50,000円とかなりの高級品であります。
その名もBondi Effects 「Art Van Delay」。
Sick As Overdriveで多くのプロフェッショナルを唸らせたブランドの拘りが詰まったアナログディレイペダルです。

旧来の方式と言えるアナログのディレイでありますので、コントロール類には特に珍しい物はありません。
”TIME”に”DEPTH”、”RATE”に”FEEDBACK”、そして”LEVEL”コントロールと見慣れた構成です。
しかし、内部的にはBBD素子をデジタル制御する方式となっているそうでして、ただ単にアナログ式のディレイを作っただけではないというのが伺える品です。
100%アナログ信号のアナログ式ではありますが、ディレイタイムは最大1200msとかなり長め。
このあたりの性能の良さも流石と言える部分です。
残響にはモジュレーションをかけることも可能になっており、ディレイにコーラスやビブラートの様な揺らぎを与える事も出来ます。
中央に見えるミニスイッチはサブディビジョン(譜割り)スイッチ。
これはタップタップテンポによる設定が可能となっております。
さらに外部のタップスイッチやエクスプレッションペダルにも対応。さらにMIDI信号によるコントロールも可能になっています。
本体にはプリセットが内蔵されており、2種まで設定を記憶可能となっていますが、MIDI信号によるコントロールを使用した場合には32個ものプリセットをコントロール出来る仕様です。
ちなみに、本体右側面にはUSB端子も備えられており、ここからファームウェアのアップデートが行えます。(Mac OS/Windows 10対応)
ブティックペダルと言うと、音への拘りを形にした武骨な製品がそのイメージでありますが、 「Art Van Delay」はそれを覆すなかなかのハイテク機器。
しかし、中身はアナログディレイという少し面白い品だと感じます。
拘りのサウンドと現代的ハイテクのハイブリッド。
少々お値段が張るのも当然な品なのかもしれません。

Bondi Effects / Sick As-High Shredroom Edition

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