一昨日に引き続き、本日もまたアメリカブランド「
Wren and Cuff」の新製品。

見た目からして元になったのはアレだなと想像出来ててしまう様なこちら。
名称も「Super Russian」とくればもちろん、ロシア製の”Big Muff”を再現した新製品です。
ロシア製のBig Muffと言いますと、”SOVTEC期”などと言う呼ばれ方もしますが、初期はホワイトカラーの筐体。
90年代半ば頃より、有名な”Army green”カラーに衣替えを果たします。
(その後、さらに”Army Black”と呼ばれる黒い筐体になったりもします)
ロシアンマフというと、ロシアっぽいイメージ(?)からこちらのアーミーグリーンの方を思い浮かべる方が多いと思われますが、そのアーミーグリーンの中でも前期/後期が存在します。

今回の新作Wren and Cuff 「Super Russian」は、Big Muffのロゴが縦長フォント(通称Tall Font)である”初期Army green Muff”を再現したペダルになります。
(ちなみに、後期Army green Muffは、ロゴが丸みを帯びた字体でBubble Fontなどと呼ばれ区別されています)
同じArmy green Muffの前期と後期でどれだけ差があるんだという話でありますが、区別されているということから想像出来ますように、弾き比べればその差は出ます。
しかしそれが、アンサンブルの中でどれだけの差になるかと言われると微妙な感じも致しますが、結局のところ自分の機材とどちらが合うか?という話になるのかもしれません。
もっとも、皆様その部分に苦心していらっしゃるのだとは思いますが。

それはさておき、今回の新作は見ての通りオリジナルMuffよりも大幅に多機能化されている現代の新製品です。
あくまで初期Army greenを元にしておりますが、これだけ多機能であれば、最早、前期後期は気にならないレベルの話かもしれません。
注目される追加機能(ミニスイッチ)ですが、一つは”FLAT”/”SCOOP”の切り替え。
”FLAT”に設定することでMuff回路のイコライザーをバイパスする事が出来ます。(Toneノブは有効)
もう一つは”CREAMY”/”TRADITIONAL”の切り替えスイッチで、”CREAMY”モードに設定すると、文字通りリッチでクリーミーなトーンが得られるという機能です。
さらに2ストンプスイッチ搭載型の本機には、ブースト機能まで搭載されています。(ゲルマニウムバッファードブースト)
この機能はMuffの回路の前段に接続されており、もちろんMuffの回路を使わない時にも利用出来ます。
と、様々な設定/機能が追加されている時点で、より使いやすく、様々な場面で使用可能な現代的Russian Muffになっているという印象です。
そして何より、イメージ通りの大迫力。
Big Muffの進化系として文句なしの出来栄えなのではないかと感じます。
本機駆動電源は9V。
アダプター駆動のほか、乾電池駆動にも対応する2電源方式のペダルです。


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