低価格で高性能というギターファンには嬉しいマルチエフェクターを数多く生み出してきたZOOM。
早いサイクルで次々と新製品を投入して来るイメージのある同ブランドですが、またも新型マルチエフェクターを発表しました。

ZOOM / G1on Guitar Multi-Effects Processor
ZOOMマルチエフェクターのエントリーモデルであるG1シリーズに名を連ねては居ますが、既存のZOOMマルチエフェクターとは随分印象の違う機器ですね。
このクラスとしては珍しい、液晶画面コンソール。
視認性も良く、グラフィカルな演出でパッチコントロールもし易そうです。
それに加え、コントロール系つまみやボタンも多く、操作性を上げる工夫が成されています。
チューナー機能、リズムマシン機能、パッチのオートセーブ等、最近のマルチエフェクトに良く搭載されている便利な機能も当然押さえています。
最長30秒の高品位ルーパー機能が搭載されているのも特徴の一つ。
簡単操作のルーパー機能は、練習や創作、ステージパフォーマンスにまで幅広く使えそうです。
搭載エフェクトは75種(エクスプレッションペダル搭載のG1Xonは80種)から最大5種類のエフェクトを同時使用可能。
メモリーエリアは10パッチ×10バンクの100と十分な容量です。
搭載エフェクトの方はといいますと、少し前に発売になったばかりのストンプペダル型マルチエフェクターMULTI STOMP MS-50Gでは8アンプモデルだったものが、今度のG1onでは22種類のアンプモデルに増加。
MarshallやEngl、Matchless他、有名アンプモデルをイメージしたアンプシミュレートを搭載しています。

ZOOM / MULTI STOMP MS-50G for Guitar
それ以外のエフェクトでは、MS-50Gが92種、G1onが58種と若干MS-50Gに分がありますが、サウンドの基本であるアンプモデルの増加と言う面で新型G1onに期待が持てます。
新型G1on58種のエフェクトの中には、Boss OD-1やProCo RATなど有名エフェクターのモデリングパッチやテープエコーやリングモジュレーターと言った少し珍しいエフェクトまで搭載されていて興味深いです。
エクスプレッションペダル搭載型のG1Xonには、複数のワウモデリングエフェクトに加え、ペダルピッチシフトまでも搭載されています。
高価なペダルピッチシフトが手軽に試せるのは魅力的だと思います。
G1onの方には、外部ペダルを接続出来るようになっておらず、ペダルエフェクトも搭載されていません。
ペダルエフェクトに興味がある場合には注意が必要です。
G1on/G1Xon共に、USB端子が搭載されていますが、ファームウェアアップデート用に搭載されたものであり、PCに接続し、ギターインターフェイスとして使えるという訳では無いようです。
ZOOMの新型G1on/G1Xonは、2013年11月15日頃発売の予定だそうです。
日々、どんどん進化を続けるマルチエフェクター。
でもやっぱり、モデリングパッチでなく本物が良いという方もいらっしゃるでしょうが、手軽に本物の機能を疑似体験出来るというのはありがたい話だと思います。
これからも各社新製品に期待が膨らみます。

ZOOM / G1Xon Guitar Multi-Effects Processor

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