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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ちょっとした小技67

 知っていると、少しだけためになるかもしれない小技。


 今回は漠然とは把握しているつもりだけれども、実際それってどういう事?なお話。

 何を隠そう、この言葉はそのまま私が感じている事柄。

 今回は小技というか一緒に考えて頂きたい内容であります。


 前回の「ギタリストのお勉強」記事で、譜面におけるリズム解釈という話題をとりあげましたが、それとはまた少し違った”リズム解釈”についての話題。

 よく聞く”ノリ”と言った話です。



 音楽に関して”ノリが良い”ですとか悪いですとか言われるものですが、演奏する人間が良く聞くと思われるのが、”前ノリ”ですとか”後ノリ”という概念だと思います。


 これを単純に捉えると、ジャストビートのタイミングに対し、やや早めに音を出す、または微妙に遅れて音を出す、それを継続的、周期的に行うという事になるかと思います。


Shuffle.jpg  Shuffle2.jpg

 しかし、ジャストビートが分かりやすい物ばかりが音楽ではありません。

 こんな指示の付いたシャッフルリズム等は、もともと三連符の頭とおしりを演奏するわけですので、それこそ演者(バンド全体)のリズム解釈が大変重要になってくるかと思われます。


 それに加えて、”ノリ”というモノを考えた場合、さらに話は複雑になります。

 例えば、シャッフルリズムで”後ノリ”を極端に譜面に著した場合、こんな感じになるでしょうか?


TAB361.jpg

 実際にはここまで遅れて演奏はしないと思われますが、シャッフルのリズムさえしっかりしていれば音楽として成立するでしょう。

 しかしながら、仮にこんな譜面を出されて、極めて正確に演奏出来るとしても、これをシャッフルリズムと呼んで良いのか?と少し疑問にも感じます。


 しかも、上記のリズムをキープしたまま正確に演奏できなければノリとは言えないでしょう。


TAB362.jpg

 また極端な話ですが、通常のシャッフルリズムの中に一か所だけこうしたリズム解釈が登場してしまえば、それは単なるリズムのズレ/ミスと聞き手に判断されてしまうと思います。

 ですが変な話、上記1小節を一つのまとまりとして何十小節も繰り返し演奏出来るのであれば、それは広い意味で(楽曲全体として)決まったノリがあるという事になるのかもしれません。



 そもそも、こうした”前ノリ”やら”後ノリ”などありえないとする意見も良く聞きます。

 ”ドラムが後ノリ”で”ベースが前ノリ”等というのはあり得ないというのは直ぐわかりますが、ドラムとベースが共に後ノリであるならば、すなわちその状態はジャストビートではないかという話です。

 つまり曲の開始点、その一点から見れば後ノリであっても、曲全体として見れば普通のジャストビートと何ら変わりはないといった具合です。

 これはまさしくその通り。至極ごもっともな話で御座います。


 しかしながら、ある一つのパートのみが”前ノリ/後ノリ”と言った場合は存在する様に思えます。

 ある有名アーティストの曲がリメイクされた際、印象深いイントロがやけに突っ込み気味のギターリフで始まっている・・・なんていう場合がそれこそ良くあったりもするからです。

 これは、アーティストの意図なのか、ディレクターの采配なのか、はたまたレコーディング現場の雰囲気なのか。それを知る由はございませんが、”意図的に”リズム隊とはズレた演奏をギタリストが行っているという事なんだと思います。

 ですがこれは、他のパートがしっかりとしたジャストビートでリズムを刻んでいるから成り立つ事であります。


 しかし、人間が演奏するバンド形態という事を考えますと、一人が極端な後ノリ(もたっている)と感じられる状態であれば、他のメンバーが自然とそれに合わせようとしてしまう訳でして、結果的に後ノリ演奏をしていたメンバーを基準としたジャストビートになってしまうという事にもなります。


 そう考えてみると、パート毎の”ノリ”という概念は基本的に考える必要の無い事柄なのではないかと考えてしまいます。


 無論、機械的な演奏とは違う、人間が演奏するからこその良さ。これを説明するのにノリという概念は必要なのかもしれません。

 しかし、バンド形態など他の楽器と合奏するのであれば、やはりジャストビートを心がけるべきだとも考えます。


 その為にも、奏者本人が意図しないリズムのヨレはなるべく無くす様に努力しなければと私自身思うと共に、これよりもさらに深いノリという概念があるのか?と考える事もあります。



 機械演奏はつまらない。

 ジャストビートは味気ない。


 色々な方が色々な意見を持っていらっしゃいますが、それらの意味が本当に理解出来るまでには私自身まだまだ修行不足な様です。

 しかし、確かに存在するであろう譜面には表せない何か。

 リズムを含めた音楽の奥深さをつくづく考えさせられます。


新装復刻フェンダー大名鑑1946~1970 写真でたどるヴィンテージ・ギターとアートワーク



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