気になるギタリスト30回目は、後のガールズロックに多大な影響を与えたボーカリストでありギタリスト、ジョーン・ジェットです。

1970年代、日本でも大人気となったガールズロックバンド「ザ・ランナウェイズ(The Runaways)」の創設メンバーであるジョーン・ジェット。
彼女たちの表現するストレートなロックンロールは、折りしも吹き荒れたパンクロックムーブメントに乗って人気を博しました。

当初、ボーカルは二人の体制だったランナウェイズですが、メンバー脱退に伴いジョーン・ジェットがメインボーカリストとなって行きます。
世界ツアーを行う程人気となった同バンドですが、よりパンクらしいアプローチを求めるジョーン・ジェットと他のメンバーとの音楽的方向性の違いが生まれて行き1979年に解散。
ジョーン・ジェットは自身の音楽性を追及するかのごとく、ソロアーティストとして再出発することになります。
ソロ活動を始めた彼女の名を一躍有名にしたのは「I Love Rock 'n Roll」のヒットでした。

「ジョーンジェット&ブラックハーツ」として収録された1981年発表のアルバム。其のタイトルともなった曲です。
パワフルなハスキーボイスで歌い上げられた「I Love Rock 'n Roll」。
ギターを掻き鳴らしながら叫ぶその姿は、カッコ良い女性ロッカーの一つのスタイルとして後のアーティストに多大な影響を与えたと思われます。
今や、ジョーン・ジェットと言えば「I Love Rock 'n Roll」。「I Love Rock 'n Roll」と言えばジョーン・ジェットという位有名になったヒット曲ですが、元々は1970年代に活躍したイギリスのロックバンド「ジ・アロウズ(The Arrows)」の曲です。

ジョーン・ジェットが大ヒットさせた事により、世界的に知られるきっかけになったこの曲は、今では、ブリトニー・スピアーズや日本のラルクアンシエルなど世界中のアーティストにカバーされ、ロック史に残る名曲となっています。
パンク界の「ゴッドマザー」とも呼ばれるジョーン・ジェット。
意外なところで女優としての才能も発揮。
映画や舞台出演の他、テレビドラマ出演等、マルチな才能を披露しています。
55歳になる現在まで、幅広いバンドとの競演や競作、果てはプロデュース業と幅広い活躍を続けて来た彼女は、まさに「ゴッドマザー」の名に相応しいと思います。

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