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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ちょっとした小技70

 知っていると、少しだけためになるかもしれない小技。


 今回は、楽譜アレルギーな方でも少しだけ楽譜が読み易く(?)なるかもしれないちょっとした考え方。

 これで直ぐに楽譜がスラスラと読めるようになるという訳には行かないでしょうが、少しだけ楽譜が身近になる知識を見て行ってみたいと思います。


t001.jpg

 さて、突然ですがこの譜面に示された音名は何でしょう?


 楽譜に慣れ親しんだ方であれば、問題にもなっていない平易な質問だと思われますが、楽譜が苦手という方にとってはこれさえ少し考えてしまうものかもしれません。

 しかし、以前ギタリストのお勉強でも取り上げました、ト音記号のくるっとしている部分にこそ、その書いてある位置(高さ)にこそに意味がるという話を覚えていらっしゃる方には簡単な話だと思います。


 ト音記号は、五線譜の第2線を”ト音”とする。という意味でありますから、すなわちこの音名は”G”だと導き出せます。


 ですが、楽譜嫌いの方にとっては五線譜だの第2線だの言われている時点で、既に嫌気がさしているかもしれません。

 大体がドレミ~のスタート地点でもないG音がどこだとか、その上さらに五線譜の中途半端な位置を示す記号だとか、色々と意味不明だと考えてしまっても仕方がない事だと思います。


t002.jpg

 そこで、ギターを弾く人間には馴染みの深い、六弦開放”E”音の場所はここだと覚えてしまいましょう。

 五線譜上の低いE音の位置は、一番下の線と分かりやすいですし、ビジュアル的にもなんとなく指板と附合すると思いますのでこれなら忘れずに覚えておけると思います。


 さらに、ト音記号のくるっとが”G”という情報も併せて覚えておけば尚譜面が読み解きやすくなると思います。


t004.jpg

 しかしこれは、表記上分かりやすいト音記号を基準とした考え方です。

 通常のチューニングを施したエレキギターから発せられる音程は実際には異なります。

 そこで、実音を譜面に表そうとすると出てきてしまうのがヘ音記号。

 こうなってくると、楽譜嫌いの方は、また一気にやる気を無くしてしまわれるのかもしれません。


 一応、まずは上記譜面で確認して頂きたいのですが、上記に示したのは音程の違うC音です。

 ト音記号部分については、先ほどのE音の位置から数えれば直ぐにC音の位置は把握出来るでしょう。


t005.jpg

 同じように、ヘ音記号部分の(低いほうの)E音を探してみるとここ。

 これがギターで言うところの六弦開放音程です。


 すなわち、ベースギターの四弦開放はここからさらに一オクターブ下。

 ベースパートの楽譜で見かける8vb(=オクターバッサ、さらに一オクターブ下)という表記があるのはこの為です。



 さて、このヘ音記号の場合でも”第4線がヘ音~”などという意味はありますが、この際そんな話は抜きにしてヘ音記号の付いた譜面で六弦開放E音はこの位置とビジュアル的に覚えてしまいましょう。


t003.jpg

 ロックギターで良く使われる5度コード(パワーコード/Eルートのこの場合は+B音)をヘ音記号の譜面上に表すとこんな感じになる。と、このビジュアルごと覚えてしまうと忘れにくいでしょう。


 ギターに馴染みの深いE音の五線譜上の位置とパワーコードに加えられるB音。

 この二つの場所と形を覚えておくだけで随分とヘ音記号の付いた楽譜が見やすく感じられるのではないでしょうか?


t006.jpg

 ですが、まだ少々厄介な問題があるといえば調号の問題です。

 ギターの場合ですと、フレットを移動させる事で調性変化に対応出来ますので、ハ長調の譜面さえ何とか読めればどうにかなるとも言えますが。


t007.jpg

 ですがこれも、実際の音名は何だ?と気になった場合があっても、その調号表記の意味は何かを理解していれば、問題なく導き出せると思います。

 これも以前取り上げましたように、調号として書かれている♯や♭、それぞれ一つ一つの書いてある場所に意味がある訳です。

 (当然、調号の書かれていない低音部にもこの臨時記号は適用されます)


 これであれば、調号の示す調性が瞬時に何かはわからなくとも、その音名は読み取れる筈です。


 (ちなみに上記調号♯4つが示すのはE major。

  E major=ホ長調の音階は~E・F♯・G♯・A・B・C♯・D♯

  含まれる臨時記号の付いた音程は、C、D、F、Gの四つ。

  すなわち、臨時記号も♯4つが表記されているという事です。

  つまり、六弦開放Eの位置から一つずつ♯の付いた音程を辿っていく事も可能です。)


 それでもまだ不安ならば、何時でも見れる状態に五度圏表を用意しておくのも良いかと思います。



 楽譜を読めなければ音楽は出来ないという訳ではありません。

 しかし、多少なりとも楽譜を理解出来ることで、耳だけを頼りに音楽を作るのではなく、そこからさらに頭で考えて工夫を凝らす事が可能になるとも思います。


 TAB譜の無い譜面を読み解いてギターで弾いてみる。

 そうした作業もなかなか面白いものだと思いますので、楽譜アレルギーの方も時にはチャレンジしてみて頂きたいと思います。


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