レスポールに代表される有名メーカーGibson。
私の若い頃、Gibsonのギターと言えば、子供には手の届かない超高級品。

Gibson / Les Paul Standard 2008
楽器店のGibson製品が置いてあるコーナーは、おいそれとは近づけない独特のオーラが漂っているかのように感じたものでした。
当時は、低価格なGibsonレスポールなんてものは有りませんでしたから、本当はGibsonレスポールが欲しいけれども手が出ないという方の多くが、国産コピーモデルを手に入れるなんて言う時代でした。
GrecoやTokai、Fernandes/BurnyやAria等、国内有名各社のレスポールタイプのギターが楽器店の店頭に所狭しと並んで居たのを良く覚えています。
現在ではGibsonブランドからスチューデントモデルや入門モデルも発売されるようになり、高嶺の花たるGibsonブランドのギターも少しだけ身近になった気もします。
仕様等の違いもあるので一概には言えないのですが、Gibsonブランドの入門ギターよりも国産レスポールモデルの方が高価なんていう少しおかしな現象さえ起きています。
20年以上前には考えられなかった事ですが、あの頃こんな製品があったらな・・・とちょっと羨ましくも感じます。

Gibson / LPJ Cherry Satin
2013年のスチューデントモデルLPJ。サテンフィニッシュのボディが印象的です。
低価格のGibsonと言えどもMade in USA。
メイプルトップ・マホガニーバック。アーチドトップと言う構造。
変な言い方ですが、しっかりレスポールしています。
低価格に押さえながらも、指板インレイまでレスポール同様。
クラシックな印象のレスポールスタンダードに比べ、全体的にモダンに見える仕上がりですね。
このGibsonスチューデントモデル。
レスポール以外にもSGやファイヤーバードまで発売されているのがまた凄い所。

Gibson / Firebird Studio 70s Tribute Satin Cherry
ギター入門からファイヤーバードを選んでしまう渋い趣味の方がどれだけ居るのかわかりませんが、入門者でなくとも、この価格でGibsonファイヤーバードが手に入るというのは非常に魅力的だと思います。
低価格Gibson製品といえば、少し前に販売されていたメロディーメーカーシリーズも魅力的でした。

Gibson / Melody Maker Explorer Satin Blue
エクスプローラーやフライングV、レスポールJrなどのメロディーメーカーモデルが発売されていましたが、現在は生産終了だそうで、楽器店によっては一部在庫が残っているだけの状態の様です。
コピーモデルが多数存在する事から、やはり”本物”といったイメージのGibsonブランド。
入門者でも手が届く価格でこうした”本物”を提供してくれるのは嬉しい限りですね。

Gibson USA ギブソン / SGJ White Satin

石橋楽器店
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