今回の気になるギタリストは、アメリカのヘヴィメタルバンド「Trivium」のフロントマン。
卓越した技術のギターワークとメインボーカルを同時にこなすスーパーマン「マシュー・キイチ・ヒーフィー」です。

※ 上記の品は”インタビュー”CDです。
彼の名から何となく想像出来ますように、「マシュー・キイチ・ヒーフィー」は母が日本人というハーフのギタリストです。
生まれも日本。
しかし、直ぐに家族で海外へ転居してしまったそうですので、日本育ちという訳ではないそうです。

現在34歳の彼がフロントマンを務める「Trivium」は、今や20年選手の人気のベテランバンドです。
しかも、彼はバンド結成当時からのメンバーであります。(結成当時はギタリストとして加入)
つまり、10代のころより高度なテクニックが必要とされるメタルバンドのメンバーとして活躍し始めたという事です。
年齢的な事だけでも驚きなのに、やがては脱退したボーカリストの代わりに自身がメインボーカルとなり、ギタリストとしても活躍を続けて来た人物なのであります。

デビュー当時の「Trivium」は、特別目立った存在では無かったかもしれません。
しかし、年々その表現力を増していった彼らは、次第に他にはない彼らの音楽を生み出して行く事となり、人気も増大。
今や、世界的な人気を誇るバンドへと成長を遂げました。

世界的に影響を与える存在となった彼が今現在実際にステージで使用するのは「Epiphone」ブランドのシグネイチャーモデルです。
過去、「Gibson」製品も使用していた彼が、何故あえてEpiphone製品を使用するのか?と普通は疑問に思う様なところですが、それには彼ならではの思いがそこに存在したからだそうです。
それは、若いファンが実際に購入できる品にしたかったから。
多くの場合、Gibson、Epiphoneと2ブランドからシグネイチャーモデルが発売されたりしますと、実際にアーティスト本人が使用するのは間違いなくGibson版であったりします。
しかし、彼はEpiphoneからのみシグネイチャーモデルを発売し、自分も実際にそれを使用するというまさに有言実行を続けて来たのです。
なんと言いますか、非常にファン思い。
ある意味これぞギターヒーローと言うべき振る舞いなのではないかと感じる所です。
ビジネス的な問題やアーティストとしてのイメージ戦略。
様々な問題が絡む中、それでもEpiphoneを携えステージに立つギタリスト。
人々にとってのロックスター、ギター”ヒーロー”とは何なのかと今一度考えさせてくれる様な素晴らしいミュージシャンであると思います。
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