今回の気になるギタリストは、イギリスのパワーメタルバンド「DragonForce」のギタリスト「ハーマン・リ」です。

我が国でも大変有名、人気の彼。
スピードメタルと表現するのが相応しい、怒涛のパフォーマンスを繰り広げるこのバンドにあり、もう一人のギタリスト「サム・トットマン」と共に超絶技巧を披露する人物であります。
一応、ご存じない方の為に説明しておきますと、いかにもアジア的なお顔の超ロン毛ギタリストがハーマンです。
(元々、香港で生まれ。後に一家でイギリスへと移住した方だそうです。)

「DragonForce」としてのファーストアルバムが発売されたのは2003(※)年。
※ 前身バンドの同名デモアルバム発売は2000年
この時点から、恐るべき技巧を発揮していた彼とDragonForceは一躍注目を集める存在となります。
ある意味、(テンポの)速いとされるスラッシュメタルが遅く感じてしまう程のDragonForce楽曲の勢い。
一体何が彼らをここまでさせるのか?と初めて聞いた時には大層驚きを感じたものです。

ですが、曲の速さ、テンポの速さ”だけ”に注目するのならば、世の中にはそれ以上のものが沢山存在しています。
しかし、彼らDragonForceはテンポの速さだけではなく、そこへメロディックな曲編成を加えて来たというのがさらに驚くべき点であると思います。
当然、超絶技巧から繰り出されるギターフレーズも然り。
ハーマン・リの手からは、魔法の様な超速弾きフレーズが(それこそ怒涛の様に)繰り出されるのです。
しかも、ライブパフォーマンスでもアルバムさながらのパフォーマンスを演じてみせるというのですから、最早驚くほかありません。
まさに、現代最高峰の超絶技巧を操るギタリスト、それが彼であります。
にもかかわらず。
世界初、”シュノーケリング水中ギター”などという謎のパフォーマンスを行ってしまうのも彼が人気ギタリストである理由かもしれません。
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