この度、製品開発元である山梨県の加工機メーカー「株式会社ニッセー」様のご厚意で、ギター/ベース用ロックピン製品「PERFECT LOCK BOLTストラップピン」を実際に試してみる機会を頂きました。
私の様なアマチュアのギター愛好家にこうした機会を与えて頂いたことについてはまことに恐縮するばかりでは御座いますが、長年ロックピンを愛用して来たユーザーとして実際に使用した感想などをここに記したいと思います。
内容が多くなってしまいましたので、勝手ながら記事を2分割させて頂きました。
まず、本稿ではPERFECT LOCK BOLTストラップピンの取り付けなどを記載しました。
使用後の感想などをご覧になりたい方は
こちらのページにお進み下さい。
尚、”ロックピンとはいかなるものか?”
これにつきましては、
こちらのページをご用意させて頂きました。
まだロックピンを使った事がないという方の参考にして頂ければ幸いです。
改めましてこの「PERFECT LOCK BOLTストラップピン」について簡単にご説明させて頂きますと、長年エレキギター愛好家に親しまれてきた”ロックピン”の弱点とも言える
ストラップ取り付けボルトの緩みを解消するべく、新発想の2条ネジ「PERFECT LOCK BOLT(PLB)」技術を採用し開発された国内メーカー製ギター/ベース用ロックピン製品であります。
(以前、当ブログでご紹介しました「PERFECT LOCK BOLTストラップピン」の掲載ページは
こちら)。
それでは実際の製品パッケージから。

「PERFECT LOCK BOLTストラップピン」は今年初め頃から製品リニューアルに取り組んでいたそうでございまして、最新の製品はこんな立派なパッケージに封入されている姿になっておりました。
リニューアルされた点に付きましては以下の3点。
本体部分の小型化。(約3mm長さが短く)
ロック時の操作性向上。
以前は台湾製だったものが国内製造品へ。
リニューアル版ではこうした改良が施されているそうです。

パッケージから取り出してみますと、製品は既に組みあがっている様な状態。
さらに、初めからセットされているネジより長めのネジが2本付属していました。
形状といたしましては、見慣れたSchallerタイプのロックピンと酷似しています。
基本的な使い方は、ほぼ変わりありません。
多くのロックピンユーザーが使い慣れたあの感覚で使用出来るものだと思われます。

本体ロック部を観察してみますと、ロックをかけるピンに傾斜がつけられているのが確認出来ます。
専用ストラップピンに本体を接続する際には、ただガチャっとはめるだけでロックがかかる仕組みになっている訳ですね。
(写真では見難いですが、本体にはMade in Japanの表記有)
ストラップピンとの交換用部品の形状や大きさもSchaller製によく似ています。

さて肝心のPERFECT LOCK BOLT技術が使われている本体部分をばらしてみます。
ストラップを押さえるためのワッシャーとPERFECT LOCK BOLTとしては当然のナット2本。
太めのナットを先に装着し、後から細めのナットをさらに装着する形になっています。
実際目にしたボルト部分は、確かに精緻な加工が施されているのが分かりました。
しかし、あまりに緻密な加工が施されている為、近頃目の老化に悩まされはじめている私には、肉眼では一体どんな風になっているのかまで詳しく確認出来ません。
それほど細かな加工が施されています。

続いて、手持ちのギターのストラップピンをPERFECT LOCK BOLT付属のピンと交換。
作業はドライバー一本で出来ますので非常に簡単。
ものの5分とかかりません。
しかし、木材に直接ねじ止めしてある部分ですので注意して作業するに越したことはありません。
斜めにネジが入っていないか?取り付け後にガタツキは無いか?等をチェックしながら作業する必要があります。

そして、普段実際に練習に使用しているストラップにPERFECT LOCK BOLT本体を装着。
細かな加工の施されたPERFECT LOCK BOLTの扱いは難しいのではないかと思いましたが、特にその様なこともありません。
通常のボルトとナットと同じく、ナットが斜めに入ってネジ山を噛んでしまわない様に注意しながらナットを回して行きました。
正しくナットが入っているか確認する意味で、最初は手回しで締めて行くのが良いでしょう。
ストラップを固定する目的ではじめに取り付けるパワーナット(厚めの方)は12mmのスパナ。
パワーナットを押さえる役目のロックナット(薄いナット)は13mmのスパナを使用しました。
後から付けるロックナットの方が経が大きくなっているので、締め付けの際にボックスレンチなども使用出来ます。
ダブルナットである以上当たり前の事なのかもしれませんが、設計にこうした細かな配慮がなされている部分は流石だと思いました。

尚、製品パッケージ内には丁寧な交換手引きが付属していました。
ご自身でロックピン交換した事の無い方でも、これを見ながら作業を行えば簡単に取り付けられると思います。
パッケージの裏面には、PERFECT LOCK BOLTの技術説明なども掲載されています。
続いて、
PERFECT LOCK BOLTストラップピンを実際に使用してみた感想へ。

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