「
momose」ブランドのテレキャスタータイプモデル”MT”をベースに、希少な材を用い作り上げたという限定モデルが発売になりました。

希少な”ササフラス(Sassafras)”材をボディに採用。(しかも贅沢な1ピース素材)
momose 「Limited Edition MTL・SS-LTD/M」です。
まずこの”ササフラス”という素材に関してですが、見た目も特性もギター材としてメジャーな”アッシュ”材によく似た性質をもつ木材であります。
(気乾比重 : アッシュ 0.7、 ササフラス 0.50)
ササフラスはアッシュに比べると柔らかく、音質的にはややウォームな傾向が生まれるそうです。
現在ではあまり聞きなれない素材ではありますが、ソリッドモデルのみならず、エレクトリックアコースティックギターの素材としてもギター材として幅広く使われてきた材であります。
そもそもこの”ササフラス”は世界初のソリッドボディエレクトリックギターとしてFenderが”
ブロードキャスター”を開発する時に、ボディ素材として候補に挙がった木材だと言われています。
結果的にアッシュ材が用いられ、初期テレキャスターへとその歴史は紡がれてきた訳でありますが、もしあの時ササフラスが採用されていれば、現代ではササフラスがギター材としてひとつの定番素材となっていたのかもしれないのです。

そんなエレキギターの歴史にも深い関わりを持つ稀少材を贅沢に使った今回の一品。
今や希少材という扱いになってしまったササフラスの中でも、特に質の良い素材が使われたであろうというのは、美しい木目を見た時点で理解出来る、大変クォリティの高いお品物となっております。
歴史の流れが違えば、これが定番の形だったのではないか。
そんな想像を掻き立てさせる、ロマン溢れるテレキャスタータイプモデルだと思います。
※ ササフラスボディのストラトキャスタータイプも発売中


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