今回の気になるギタリストは、洋物ロック好きの方ならば一度は目にした事のあるであろう、あのお髭が立派なギタリスト。

アメリカが誇るベテラン3ピースロックバンド「ZZ Top」のギタリスト、「
ビリー・ギボンズ」です。
まず一目に長い長い髭が印象的。
バンドメンバー3人中、フロントの二人が同じように長い髭を蓄えておりますので、彼らを知らない人にしてみれば同じ人物が二人並んでいる様に見えてしまうかもしれませんが、ギターを手にしているのが「ビリー・ギボンズ」。
ベースを手にしているのは「ダスティ・ヒル」です。
とは言え、ご両人が共にカウボーイハットをかぶっていたりもしますので、ギターもベースもよく見わけが付かないという方にはやはり見分けがつかないものかもしれませんが。
基本的にメインで歌っているのがビリー・ギボンズです。

そんな一度見ただけで強烈な印象を残す彼らのルックス(髭)ですが、実は意図したものではないというのだから不思議なものです。
デビュー当時から髭を蓄えていたりしたビリーとダスティですが、活動停止期間中にお互い知らずに髭を伸ばし続けていたそうで、再開してびっくりしたという様な話が伝えられております。
しかし、これが結果的には大成功。
カウボーイハットと長い髭という見た目は多くの人間の印象に強く残る好結果をもたらし、やがては「ZZtop」のイメージともなって行きました。

そんな彼らの音楽は、見た目の印象通りサザンロック。
ハードブギーと表現される様な音楽です。
日本人からすると映画の中で見たイメージしかない話ですが、”アメリカの長距離トラック運転手に好まれた”と聴けば納得。
まさにそんな情景が思い浮かぶのが彼らのサウンドです。

最小限の3ピースバンドとは思えぬ音の分厚さ。
その分厚いサウンドを生み出すギターの腕もさることながら、渋い歌声。
理屈抜きで格好良いギタリストであります。
そんなビリー・ギボンズも気が付けば御年71歳。
もちろんいまだ現役。
本国アメリカでの人気と比べると日本国内ではそこまで騒がれない彼らでありますが、髭に注目するだけではなく一度は演奏する姿を見て、そして聞いて頂きたいギタリストであります。
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