レア物の復刻を得意とするイギリスブランド「Fredric Effects」が開発した、今や伝説の”Fuzz Machine”クローンペダルが日本へとやってきております。

Fredric Effects 「Standard Fuzz Machine」です。
まず、元になった”Fuzz Machine”についてですが、Ibanezブランドの「59 Standard Fuzz」が良く知られた形だと思います。
2つのフェーダーコントロールと2つのフットスイッチ搭載という、今見るとかなりインパクトのある姿が印象的なファズペダルであります。
しかしながらこの製品は、「Bruno」や「Antoria」、「Aria」に「TEISCO」、「Mica」等など実に多くのブランド名で同じものが作られた製品でもあり、私自身もどれが本家本元なのか知りません。
(国産Ibanezの海外輸出モデルがMica?)
海外では多数のブランドで”Fuzz Machine”という製品名が良く使われていた事から、Fredric Effectsのクローン元も”Fuzz Machine”とされているのだと思われます。

そんな一時代を築いた伝説のファズペダルを現代に蘇らせた 「Standard Fuzz Machine」は、姿形こそ違えその機能を完全に継承する形で生み出されています。
フェーダーコントローラーは良くあるノブタイプへ。
しかし、”fuzz depth”と”balance”というコントロール可能なパラメーターはオリジナルと同様です。
さらに、オリジナルではフットスイッチとして搭載されていた”tone”スイッチですが、これをミニスイッチに改めて搭載。
ミニスイッチの切り替えで2つの異なる音色を使用可能としています。
歪みエフェクトの元祖と言われるファズも、現在では幅広い解釈の元、様々なサウンドの形が生み出されております。
機能もサウンドも現代的に進化したそれらと比べると、本機の生み出すサウンドはやはり過ぎ去った時代を思い出させる感じが致します。
しかし、(ファズにも)使い易さを求める現代だからこそ、この尖った存在感が逆に魅力的に感じられるのも事実だと思います。


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