近頃、ちょっとした話題になった高機能ルーパー「DITTO」。

斬新なアイディアと操作性で話題ともなったポリフォニックチューナー「
PolyTune」などを手がける「t.c.electronic」ブランドの製品です。
ルーパーとは、音をデジタルデータ化して記録し、ループ再生する機能を持った機器の事。
最近のマルチエフェクターには、同様の機能を持ち合わせた機種もありますね。
同じギターフレーズを何本も重ねる(オーバーダビング)する事で、広がりのある面白いサウンドに仕上げたり、バッキングフレーズを録音、再生しながらソロフレーズを弾くなんていう事が、簡単な操作で可能です。
こうした事は、パソコンとDAW環境が揃っていれば可能ですが、この小さなルーパーという専用機器を使う事によって、ライブパフォーマンスとして行う事も容易になります。
アイディアと工夫次第で使い方は無限大とも言える機材であると思います。
このDITTOの凄い所は、そのループ最大時間。この小さなボディでループ上限は5分。
大抵の曲が丸々一本入ってしまう長さです。
オーバーダブ回数も無制限。24ビットの高音質なので音質劣化の心配も少ないです。
アンドゥ・リドゥ機能も搭載されていますので、納得行くまで録音とやり直しが出来ます。
そんな小型高機能ルーパー「DITTO」の新型が発表されました。

「DITTO X2」です。発売予定は3月下旬。
今度のDITTOは、先代DITTOの高機能はそのままに、少しボディが大型化、2フットスイッチ化されました。
出入力共にステレオに対応。
逆転再生や1/2再生の機能も追加され、より面白いループ機能を併せ持つ事となりました。

本体背面には、USB接続端子が搭載され、これを介しパソコンとリンク、ループデーターのインポート&エクスポートが可能となりました。
こういうリンク機能が搭載されたという事は、当然有名アーティスト製作のデモ演奏やループデータのダウンロードが可能というおまけも付いて来ます。
何より、パソコンと接続可能になったという事で、ループデータの保存や管理が格段にし易くなったと言えるでしょう。
少々大型化されたとは言え、これだけの高機能を持ち運べるというのは、何よりの強みであると感じます。
こうしたルーパー機器は、音楽創作という面に目が向きがちですが、実は練習にも非常に役立つ機材とも言えます。
機械演奏のバッキングパターンを用意すれば、それに合わせて演奏するという練習にも使えます。
フリーテンポで適当に演奏した内容をループさせながら、それに合わせて演奏するなんていうリズムトレーニングにも役立つとも思われます。
イージーオペレーションで高機能な「DITTO」。
良い物が手の届く価格でどんどんリリースされて行きますね。
良い音楽機材は、到底手の届かない価格なのが当たり前、という時代が嘘の様です。


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