アンプ直結で歪ませない状態。
クリーントーンで綺麗な演奏をするというのは大層難しいものです。
押弦ミスやピッキングのバラつきの誤魔化しが効きません。
だからこそ、歪ませない状態での練習もしましょうと言う話になるのだと思いますけれども。
今でもクリーントーンが苦手なのは相も変わらずなのですが、若かりし頃の私が奏でるクリーントーン、それはそれは酷いモノでした。
困ったなと思っていた矢先、多分雑誌の記事か何かでコンプレッサーなるエフェクトが有効と言う話を読んだのだと思います。すぐさま楽器店へ足を運び、お勧めだったこれを購入。
BOSS 「Compression Sustainer」 CS-3 です。

コントロールつまみは四つ。左からLEVEL・TONE・ATTACK・SUSTAINとなっています。
使ってみた第一印象は「まあなんと地味なエフェクターだろう?」です。
歪み系や空間系エフェクターに比べ、劇的な音色変化があるわけではありませんから。
確かにコンプレッサーを使えば、下手くそなギターが少しだけマシに聞こえました。
極端に強いピッキングになってしまえば音量を控えてくれますし、スカり気味なピッキングの小さな音は持ち上げてくれます。
ですが、
若かりし頃の私の下手さ加減は想像を絶するものであり、どんなに深くコンプレッションをかけても、この機器の持つ力を簡単に凌駕していたのは言うまでもありません。
コンプレッサーに出会ったおかげで、よりしっかりと練習しようという気にもなれましたし、練習する際にはなるべくコンプレッサーを使わないようにしようとも思えました。
結果、しばらく活躍の機会は減りました。
時は経って、軽いドライブでのカッティングの粒をそろえる為に使ったり、コンプレッションをかけない状態でサスティンだけを伸ばしてみたり、コンプレッション/サスティンをかけずに簡易イコライザーやブースターとして使う等。
CS-3の便利さに気がついてからは、クリーントーン以外の場面でも使う機会が増えました。
コンプレッサーは派手なエフェクターではありませんが、一台あると色々と便利な機器である事に間違いは無いと思います。
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