本日は不定期記事「おっさんの戯言」。
今回は先日たまたま拝見した、とあるYOUTUBE動画についてです。
いきなり古い話になりますが、日本の漫画作品「北斗の拳」。
テレビアニメ化もされ、世界的に人気となった作品として有名でありますが、アニメ化されたのはおよそ40年も前。
私も子供の頃に良く見ておりましたが、もうこれほど時が過ぎたのかと少々驚きであります。

そのテレビシリーズの最後となる「北斗の拳2」(1987年 - 1988年放送)でオープニングテーマとされたのが、当時大変な人気を誇った日本のバンド「TOM CAT」による「TOUGH BOY」でした。

TOM CATは、1984年「ふられ気分でRock'n' Roll」でデビュー。
ボーカルTOM女史のハイトーンボイスと美しいメロディが注目を集めたグループでありました。
その「TOM CAT」によるアニメ主題歌「TOUGH BOY」。
当時としては珍しく、メタル寄りのハードな楽曲で、これはアニメ作品の主題歌としても異彩を放っていたものだったと思います。
それもそのはず、サウンドプロデュースや編曲は、当時ハードロックバンド「KODOMO BAND」を率いていた「うじきつよし」氏。
テレビのゴールデンタイムにいきなりハードロック調の主題歌が流れるのも当時としては斬新に感じられたものです。
そんな主題歌「TOUGH BOY」は、アニメと共に海外にも輸出され、北斗の拳と共に楽曲も海外ファンが多いと良く聞きます。
子供の頃、日本で北斗の拳を楽しみ、その主題歌も格好いいと感じていた私と同じように、海外の方も同じ様な体験をした方が多かったという事なのでしょう。
さて、若い方にはさっぱり分からない様な話ばかりが続きましたが、ここからが本題です。
ある日、なんとなくYOUTUBEを見ていた時に、おすすめに出て来たのがこの動画。
なんと、外国の方が「TOUGH BOY」を”メタルCover”しているというではありませんか。
しかし、ある世代には世界的に有名な楽曲ですから、海外の方がこの曲をカバーしている動画は幾つか見たことがあります。
それでも、興味が沸いた私はすぐにこの動画拝見させて頂いたのですが、驚いた事に日本語歌唱。
しかも、日本語の発音含め、原曲をほぼ完ぺきに歌いこなしているではありませんか。
これには、良い意味で期待を裏切られると共に、その完成度の高さにただただ驚かされてしまいました。
さらには、原曲が発表された当時は、おそらくこの世に存在していなかった表現手段”デスボイス”をも巧みに取り入れ、まさしく今の時代のTOUGH BOYとして歌われているのも印象的でした。(※)
※ 動画投稿自体は、1年ほど前。
この動画を作ったのは、イタリアのミュージシャン「Angelo Bissanti」。
最近では、有名な歌い手・ボーカリストである”ひろみちゃんねる”hiromiさんともアニメ主題歌でコラボレーション動画を作成されていた様です。
それにしまして、海外のミュージシャンが今TOUGH BOYをカバーして下さるとは。
40年近くも前にテレビを見ていた私には到底想像もつかなかった展開だと、妙に感動させられてしまう動画でした。
もちろん、作曲者でもあるTOM女史も、こんな動画を目にする機会があれば、さぞかし驚きを持ってご覧になる事でしょう。
まさに、時代を超えて愛される名曲「TOUGH BOY」。
まだまだこれからも、世界中の北斗の拳ファンが、面白いカバー作品を生み出してくれるのかもしれません。
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