世界三大ギタリストに数えられる名ギタリスト、ジェフ・ベック。
様々なジャンルの音楽を取り入れたスタイルで、長年ロックギター界に君臨する大御所です。
今月、来日公演を果たしたジェフ・ベックですが、その長いキャリアの間に多くのギターを使用してきた事は言うまでもありません。
改造テレキャスター通称「テレギブ」や何本ものストラトキャスター、レスポールなど。
そんな彼の愛器の中でも、有名なレスポールモデル。
オックスブラッド・カラーの1954年レスポールがジャパンリミテッドランとして発売されています。

Gibson Custom Shop / Japan Special Run Historic Collection 2014 1954 Les Paul Standard Reissue
今回のこのモデルには、「Jeff Beck」の名こそ付けられてはいませんが、仕様、そしてこの複雑な色合いを見せるオックスブラッドカラーは、紛れも無くジェフ・ベック愛用の一本をモデルに作られています。
見方によっては、エボニー塗装にも見える赤みがかった(茶色みがかった?)特殊な色合い。
なんとも不思議で奥深いカラーです。

Gibson Custom Shop / Japan Special Run Historic Collection 2014 1954 Les Paul Standard Reissue
ジェフ・ベック使用のオックスブラッドは、1954製レスポールの改造品。
元々は、P-90シングルコイル×2という仕様であったギターを、ダブルコイル×2に換装した物で、ストップテールピースの無い、バータイプのブリッジという部分が特徴的です。
彼使用のモデルは、オープンタイプのダブルコイル(ブラックカラー)でしたが、本製品にはニッケルピックアップカバーの付いたピックアップが奢られています。(中身はブラックのダブルコイルだそうです)
標準的なレスポールに見えて、バーブリッジというちょっと変わった仕様。
特殊な色味と合わせてこの一本が特別な物である事を表しています。

Gibson Custom Shop / Japan Special Run Historic Collection 2014 1954 Les Paul Standard Reissue
ウェイトリリーフされていない(くりぬきなし)マホガニーボディは、ずっしり約4kg。
また背面には、Gibson生誕120周年記念のメダルが埋め込まれています。
ペグはシャーラー製を採用。
ネック接合や指板接合にハイドグルー(にかわ)を使用した本格的な一本です。
以前、Gibson Custom Shopから、ジェフ・ベックシグネイチャーモデルのオックスブラッドが発売された事がありましたが、大変高額な製品で驚きました。
それから比べると、今回のこのジャパンリミテッドランは大分リーズナブルに感じてしまいますが、やはり本格仕様のレスポール。高級な一本となっております。
例え、ジェフ・ベックというブランドが無くても大変魅力的なこの一本。
何処か廉価ギターブランドでこの仕様のギターを作ってくれないものですかね?
オックスブラッドなら、ボディ材不明の廉価ギターであろうとも買ってしまいそうな私が居ます。

Gibson Custom Shop / Historic Collection 1954 Les Paul Standard Reissue w/2 Humbucker V.O.S / Oxblood 《s/n:4 4060》

Gibson、Fender、Martinなら充実の品揃えの石橋楽器店!
- 関連記事
-
スポンサーサイト