Epiphone Casinoモデルの元にもなった、Gibson社のホロウボディエレキギター「ES-330」。
ホロウボディ構造なので、見た目よりは軽いギターですが、ソリッドギターと比べると大きなボディが特徴的です。
そのボディーサイズをスケールダウンしたモデル。小ぶりなサイズでホロウ構造もつGibson「ES-390」というモデルがGibson ”Memphis”より発売されています。

Gibson Memphis / ES-390
Gibson社には、主にソリッドギターを制作するナッシュビル工場とセミホロウギターを生産するメンフィス工場とがあり、両工場にカスタムショップを持っています。
昨年、カスタムショップ傘下から独立し、メンフィス工場でESシリーズ等を制作している部門がGibson Memphisです。

Gibson Memphis / ES-390
「ES-390」2014年モデルは、小ぶりなホロウ構造で本体重量2.49kg。
ボディ材は、メイプルとポプラの3プライ。
ネックにはマホガニー材が使われています。
MHS P-90シングルコイルを2基搭載。
ネック側のピックアップはアルニコ3マグネット、ブリッジ側のピックアップにはアルニコ2マグネットが使用された専用設計です。
ブリッジには信頼性の高いTonePros製ブリッジを採用。ヴィンテージライクな見た目と安定した機能性とを持ち合わせています。
トーン・サーキットも既存のメンフィス・トーン・サーキットをリファイン。
ボディが小型化することで、音質が悪くなるような事が無いよう、すべての面で計算されつくされているような作りだと感じられます。
ちなみにちらは、「ES-390」同様、ボディサイズの小さなGibson「ES-339」。

Gibson Memphis / ES-339 2014モデル
ダブルコイル×2搭載で、センターブロックを持つセミアコースティック構造。
歴史ある名機「ES-335」のコンパクトボディ版といった感じの機種です。
センターブロックを持つ構造の為、「ES-390」より少し重めな3.36kg。
こちらは、チューンオーマチックタイプのブリッジ。
アルニコ2マグネットの '57 Classicピックアップが搭載されています。
どちらのモデルも、ボディがコンパクトサイズ化された事で、軽く取り回しの良いギターになっています。
ボディサイズとしては、レスポールモデルよりほんの少し大きく見える程度で、ソリッドギター派の方にも馴染みやすいかもしれません。
フル/セミアコースティック構造が持つ独特なトーンが大変魅力的な機種です。
ソリッドギターとはまた違った魅力の面白いエレキギターだと思います。
ついでに、「ES-339」にはスタジオモデルもあります。
1ピックアップのセミアコ構造。
こちらもまた、実に魅力的なモデルであります。

Gibson / Memphis Custom Shop ES-339 Studio

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