今回、おもしろグッズとして取り上げるのは、手を使ってエフェクトをコントロールしてしまおうという新しい試みの製品。
Source Audio「SA115 Hot Hand 3 ワイヤレスエフェクターコントローラー」です。

手を使ってエフェクトをコントロール?と聞くと、ちょっと意味不明であると思います。
簡単に言えば、通常エクスプレッションペダルなどのフットコントローラーを使ってコントロールするエフェクトのかかり具合を”手の動き”で可能にしてしまおうという面白いコントローラーです。
付属のワイヤレスコントローラーをピッキングをする側の手に指輪の様に装着。
後は、音が鳴っている状態のギターの上で、手を細かく振ったり、ギターに近づけたり遠ざけたりする動作をすることにより、エフェクターのパラメーターをリアルタイムにコントロールする事が可能になります。
(7:00~からHot Hand 3が登場します。)
通常のエクスプレッションペダルでのエフェクトコントロールは、段階的にONからOFFへOFFからONへの二次元的コントロールでありますが、「Hot Hand 3」では三次元的、立体的な動きでのエフェクトコントロールが可能になります。
本体側には、DEPTH、SMOOTHの2コントロールが配備されていて、これを操作する事でセンサーの反応を制御します。
Source Audioブランドというと、カラフルな見た目の独特なフィルター回路を装備したエフェクター、Soundbloxシリーズを数多くリリースしている事で有名です。

SOURCE AUDIO / SA120 Multiwave Distortion
「Hot Hand 3」は、この多彩なフィルター機能を持つSoundbloxシリーズと組み合わせて使う事で、その真価を発揮出来るコントローラーであると言えます。
では、他社製品に対しては使えないのか?と言うとそうでもありません。

「Hot Hand 3」本体側面には、1/4インチプラグと小さなプラグが接続出来るようになっています。
ミニプラグの方は、デイジーチェーンケーブルを使いSoundbloxシリーズと接続するためのもの。
1/4インチプラグ方は、一般的なエクスプレッションペダルによってコントロール出来るエフェクターを接続するためのプラグです。
Soundbloxシリーズ以外のエクスプレッションペダル操作可能機種も接続出来るよう設計されています。
どんな機種にも使えるかどうかは分かりませんが、一般的なエクスプレッションコントロールであれば対応出来そうです。
「Hot Hand 3」を知らない方がその操作している様を見れば、何をやっているのか意味不明に思えるかもしれませんね。
操作の仕方(身振り手振り)も演者のセンスが問われる点かもしれません。
Source Audio Soundbloxシリーズ自体、他には無い面白いエフェクターシリーズだと言えますが、その特徴であるフィルター系のコントロール方法に注目するという、非常に面白い着眼点の製品だと思います。


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