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50代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ギタリストのお勉強27

 ギターを弾く上で知っておくとお得な楽典その27。

 前回は、活用範囲の広い「ペンタトニックスケール」のお話でしたが、今回はもう少しだけペンタトニックスケールについて掘り下げて考えてみたいと思います。

 前回、E7コードに対し、Eメジャーペンタトニックを当てはめて考えてみたわけですが、C♯マイナーペンタトニックも同じもの(同じ構成音)であり、利用可能なんていう話をしました。

 同じように、Cメジャーペンタトニックスケール(C・D・E・G・A)=Aマイナーペンタトニックスケール(A・C・D・E・G)であり、平行調の関係にある同士ならば、そこから構成されるメジャー/マイナーのペンタトニックスケールは同一のものになるわけです。

GMP.jpg

 更に例をあげるならば、上記図のようにGメジャーペンタトニックスケールとEマイナーペンタトニックスケールは同じ構成音・同じスケールだと考えられます。

 Cメジャーペンタトニック=Aマイナーペンタトニック。

 Gメジャーペンタトニック=Eマイナーペンタトニック・・・?


 さてここで、ハ長調(Cメジャースケール)として考えてみましょう。

 CM/Am、GM/Em、残りのハ長調含まれる音程はというとD・F・Bです。

 残りの音を主音と考えペンタトニックスケールにしてみると、Fメジャーペンタトニック=Dマイナーペンタトニックであることが分かります。

Penta.jpg

 こうしてみると、ハ長調の構成音では、Bを主音とするペンタトニックスケール以外は、メジャーとマイナーで互いに相関関係(同じ構成音・同じスケール)にあります。

 前回、ペンタトニックスケールの使い方としてご紹介しましたように、メジャーペンタトニックスケールはメジャーセブンスの場面で使用し、マイナーペンタトニックスケールはマイナーセブンスの場面で使用できます。

 しかし、メジャーコード上にGメジャーペンタトニックを使用する場面で、Eマイナーペンタトニックスケールを使用する事も可能なわけです。


 以前、教会旋法の各モードを長調系と短調系に分類し、AVOIDノートをまとめるという作業をしました。

 各モードの長調系と短調系の分類は、丁度メジャーキー上に構成されるダイアトニックコードとメジャー/マイナーの関係が同じになります。

 ハ長調(Cメジャー)であれば、メジャーコードはC・F・Gであり、そこから始まるモードも長調系に分類されます。

 長調系に分類されたモードのAVOIDノートを確認してみると、Ionianから順に4th、なし、4th。

 短調系モードはと言うと、Dorianから順に、6th、2nd・6th、6th、2ndです。


 ここで、ペンタトニックスケールの組成をもう一度考えてみると、メジャーペンタトニックはメジャースケールの4度と7度を抜いた五音。

 マイナーペンタトニックスケールは、ナチュラルマイナースケールの2度と6度を抜いた五音です。

 教会旋法各モードのAVOIDノートと比較してみると、ペンタトニックスケールは上手い具合にメジャー/マイナー共にAVOIDノートを自然に回避出来る状態にあるという事になります。

 これは、教会旋法のモードを使ったコードへ対してのアプローチ、CメジャーコードにはC Ionian、DmコードにはD Dorianと言うような考え方をペンタトニックスケールに置き換えて活用する事が出来るという事を意味します。

 つまりは、ハ長調の曲に於いて、Cメジャーコードに対し、CメジャーペンタトニックスケールもしくはAマイナーペンタトニックスケールを利用したり、EmコードにEマイナーペンタトニックスケールもしくはGメジャーペンタトニックスケールを利用してフレーズを創作すると言った考え方が出来る訳です。

 こうすると、ハ長調にはCメジャー/Aマイナーのペンタトニックスケールを使うという考え方に縛られず、コードを主体に異なるキーのペンタトニックスケールを活用可能になります。


 ペンタトニックスケールというと、手癖が出たり単調になりがちという印象を持っている方も多いかと思われますが、リズムを変えたり、見かた・アプローチの仕方を工夫すると色々と面白い表現が可能になるかと思います。

 単純に見えて実に研究し甲斐のあるスケールであると思います。

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