渋カッコいいパーラーサイズのアコースティックギターが発売されていたのでちょっと気になりました。

Gretsch / G9500 Jim Dandy Flat Top Semi-Gloss
エレキギターでも独特のモデルを販売し続けている名門、「Gretsch」のパーラーサイズアコースティックギターです。
パーラーサイズというのは、フルサイズのギターよりも少し小さく、ミニギター・トラベルギターなんて呼ばれる小型のギターよりも少し大きいという、双方の利点を併せ持ったようなサイズのギターの事です。
パーラー(応接間・客間・またはそのような商業施設)で少人数相手に演奏する事を目的として作られた、というのがパーラーサイズと言われる所以だとか。
ギター全体のサイズが小さくなるという事は、弦のテンションが下がり、音量も小さくなる事を意味します。
コンパクトなギターが欲しいが、ミニギターまで行ってしまうとその辺りが気になるという方には、このパーラーサイズという大きさは非常に魅力的なものに映るかもしれません。
ミニギターですと、500mm台の短いネックスケールであったりしますが、パーラーサイズのこのギターのネックスケールは610mm。
フルサイズのネックスケールに慣れ親しんでいる方でも、然程違和感なく扱うことが出来ますから、そういった演奏し易さというのもパーラーサイズの大きな魅力です。

Gretsch / G9500 Jim Dandy Flat Top Semi-Gloss
少し小さいサイズのギターといっても造りは本格的。
ボディ材はアガチス、ネック材はナトーを使用。
アコースティックギターの音質をチューンする為やボディ表面の強度を上げる為に施される”ブレーシング”ですが、このパーラーサイズのギターでも、しっかりXブレーシングが施されています。
ピックガードに光る「Gretsch」の意匠も大げさ過ぎない所が良いですね。

Gretsch / G9500 Jim Dandy Flat Top Semi-Gloss
シンプルでしっかりした造りと言った感じのこのモデル。
ヘッドまわりもシンプル且つスタイリッシュな雰囲気です。

Gretsch / G9500 Jim Dandy Flat Top Semi-Gloss
ペグは三連オープンギアタイプ。
これまたシンプルな仕様で、別体式があたりまえのエレキギターのチューニングペグを見慣れている人間には、この三連オープンというチューン機構がやけにカッコ良く見えてしまいます。
さてこのGretschブランドのパーラーサイズギター。
斯くも渋カッコ良い一本ですが、アンプ機構を持たないアコースティックギターという事で、少し小さめのサイズとは言え自宅で弾くには音量が気になる(近所迷惑ではないか?)という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方には、アコースティックギター用、サウンドホールカバーなんていう便利な代物があります。

各社から、一般的なサウンドホールに合わせた大きさのラバー製カバーが発売されていますので、これを装着する事により、音量を控える事が可能です。
ある程度のサウンドホールの大きさに対応出来るようスペーサーの付いた製品もありますが、もちろんギターのサウンドホールにあったサイズの物を選ばなければならないのは言うまでもありません。
更に最近では、サイレントピックなる普通に弾いても音量を控える事が出来る便利なピックも登場しています。

アコースティックギターの音は好きなんだけど、音量の問題で敬遠していた、という方でも、こうした製品を使えば自宅で楽しむことも可能であると思います。
私の場合、楽器の保管場所という、簡単にはどうにもならない問題が控えているので、いくら渋カッコ良いと思っても、指をくわえてみて居るしかないのが悲しい所です。

Gretsch / G9515 Jim Dandy Flat Top Semi-Gloss

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