昨日に続いてIbanez Guitarsの話題。
Ibanez Guitarsから、驚きのニューモデルが発売されるというニュースです。

Ibanez / RG550XH
10月に発売予定のIbanez RG550XHというこちら。
なんとも涼しげなブルーに彩られた、如何にもIbanezと言う感じのデザイン。
しかし、よくよく見てみると、なんだかおかしいぞとお気づきになるのではないでしょうか。

それもその筈、Ibanez RG550XHは、30フレット(!)を誇るエクストリームな仕様のエレキギターであります。
ハイフレットでの演奏を可能にする為、極限まで削り取られたボディ、ディープカッタウェイ。
攻撃的なIbanezギターのデザインをより過激な姿へと変化させている様に見えます。
30フレットモデルという事で、長く伸ばされた指板によって設置場所を失ってしまったフロントピックアップ。
センターピックアップ+リアピックアップと言うユニークなレイアウト。ヨッちゃん(野村義男氏)モデル以来の衝撃です。
実はこちらの30フレットモデル。2011年に一度、受注生産と言う形でIbanezブランドより発売されています。
当時、Ibanez RG2011SCとして発売された30フレットモデルは先進的なギターとして注目を集めましたが、受注生産という事で少数生産品であり、定価20万円ちょっとする製品でした。
ところが、今回発売予定のRG550XHは、ハイコストパフォーマンスモデルとして制作され、売価60,000円(税抜き)程になる模様です。

前作、RG2011SC発売時に、興味はあるがここまで特異なギターに面白半分な投資は出来ないなと考えた方でも手の出しやすい価格になっているのではないかと思います。
ハイコストパフォーマンスモデルとなっても、RG2011SC同様にアクティブ回路を搭載したRG550XH。
9V乾電池を使用したフロントピックアップシミュレイター回路も引き継いでいるそうです。
これは、言葉そのままの機能。本来無い筈のフロントピックアップの音色をシミュレイトし、通常のH-S-Hレイアウトのギター同様に扱える様にした機能です。
したがって、センター+リアと2ピックアップ構成ながら、5Wayセレクター搭載となっております。

Ibanez / RG550XH
ハイコストパフォーマンスモデルとして変更された部分と言えば、RG2011SCのボディがアルダー材であった物がRG550XHではバスウッドに。
メイプルとウォルナットの5ピースネックであったものが、今回のモデルではメイプル3ピースネックへ。
更には、DiMarzio Tone Zone等、DiMarzio製ピックアップ搭載であったものが、今回のモデルではIbanez製ピックアップに変更されております。
しかしながら、このモデルの何よりの売りは30フレット仕様という点でありますから、部材変更などが有ったとしてもハイコストパフォーマンスモデルの登場という事がなによりあると思います。
他には無い、驚愕の30フレット。
自在に弾きこなすとなると、相当な練習が必要な気が致します。
ですが、単純に楽器として見ても実に興味深い、チャレンジ精神溢れるモデルであると思います。
既成概念をぶち破る、Ibanezの新型ハイコストパフォーマンスモデルRG550XH。
ギター愛好家のチャレンジを待っているかのような一品です。

Ibanez / 2014 limited RG550XH BSP (Blue Sparkle)《予約注文/10月発売予定》

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