数か月前にも新型が発表されたtc electronicとアメリカのプロショップ、PGS(ProGuitarShop)のコラボレーション製品ですが、また新たなtc electronic×PGSコラボレーションエフェクトペダルが発売されるようです。
しかも今回は、一気に2機種。

TC Electronic / ALTEREGO2 ヴィンテージエコー&ルーパー《予約注文/9月26日発売予定》 
まず一つ目は、以前にもtc electronic×PGSコラボレーション製品として限定発売されたことのある「Alter Ego Delay」の後継機。「Alter Ego 2」です。
Roland Space Echoや
Echoplexなど、往年のディレイモデルを9種類搭載。
最大40 秒のループ録音が可能なルーパーとしての機能も持ち合わせています。
機能的な物を見ると、数か月前に発売になったTC Electronic×PGS 「
Alter Ego X4」をコンパクトペダル化した製品だと思われます。
Alter Ego X4では、12種類のディレイタイプであったものがAlter Ego 2では9種類と少し減ってはいますが、ステレオ入出力、トゥルーバイパス/バッファードバイパス切替、アナログ・ドライスルー設計など主要な部分はしっかり引き継がれております。
もちろん、
t.c.electronic toneprintシステムにも対応。スマートフォン用TonePrintアプリによるエディットやビーム転送にも完全対応です。

それ以外の部分では、今回のAlter Ego 2で新たに実装された機能というものもあります。
既存の符割セレクター機能に加え、楽曲のテンポをピッキングで設定可能なAudio Tapping機能を新たに搭載。
より進化したタップテンポ機能により使いやすさも向上しております。
更には、ペダルOFF時にディレイ音を残すスピルオーバー機能も追加されました。(機能ON/OFF可能)
Alter Ego X4の美味しいところを凝縮したような新作Alter Ego 2。
当然、「Alter Ego X4」に比べ価格の方も引き下げられておりますので、より導入しやすい製品となっております。
続いて、もう一つの新作は、リバーブペダル。

TC Electronic / T2 リバーブペダル《予約注文/9月26日発売予定》 
リバーブペダル「T2-Reverb」です。
ステレオ入出力。TonePrintシステム対応。
見たところ、tc electronicの現行リバーブペダル「Hall of Fame」から多くのノウハウが受け継がれている感じが受け取れます。

変わった点といえば、PGSスタッフの手によってカスタムチューニングの施された、10種類のカスタム・リバーブ・サウンドを搭載している事。
「Hall of Fame」がトゥルーバイパス仕様であったものが、T-2ではバッファードバイパスとの切替が可能に。
新型T-2には、残響成分を残すスピルオーバーOn/Off切替も搭載されました。

「Hall of Fame」から受け継がれていると考えられる本体中央のミニスイッチ「プリディレイセレクター」。
原音とリバーブ減衰音との間に、短い”間”を入れる事により、エフェクトを深くかけた状態でも原音成分がはっきり聞こえる様にと考えられた機能です。(ショートプリディレイとロングプリディレイ切替可能)
こういった細かい工夫一つ一つが、世界最高峰のリバーブと評される所以なのかもしれません。
tc electronicの新作、どちらも9月26日発売。
斬新なアイディアとハイテクノロジー、高品位なエフェクター。
ここ数年、tc electronicブランドの勢いには特に目を見張るものがありますね。

tc electronic / HOF Hall Of Fame Mini

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