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 四十代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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ちょっとした小技25

 知っていると、少しだけためになるかもしれない小技。

 今回の小技は、日常のメンテナンスに関する知識や役立つ物と言った内容です。


 ギターというものは、手に入れればそれで全て良しという物品では無く、楽器として正しく機能する状態を保つ為、また快適に演奏する為にはメンテナンス・調整が必要な道具であります。

 経年による変化、部品の消耗というのはもちろんの事。多くのエレキギターが木材で作られている以上、自然な変化も起きうる訳で、温度や湿度、その他諸々の条件によりギターのコンディションは常に変化しているとも考えられます。

 こうした自然に起きうる変化を常時監視し、常にベストコンディションを保つというのはなかなか難しいものですが、直接弾き易さにも関わってくる部分ですので、やはり最低限度は良好な状態を保ちたいと考えるものです。


 こうした自然なコンディションの変化で最も起きうる問題はと言うと、ネックの反りという問題が一番にあげられます。

 生きた材・木材を使用している上に、常に張力がかかる事となるギターのネック。

 よくよく観察してみれば、弦を張っている状態と張っていない状態。細かく見れば、六弦だけをチューニングした状態と全ての弦をチューニングした状態でもネックの反りに変化は起きています。

 それに加え、温度・湿度変化が加われば、常に一定の状態を保つ方が難しいと考えるのが普通です。

 その位、ギターに良く起きうる症状、必ず起きうると言っても良い位のコンディション変化だと言えます。

 普段、楽器のメンテナンスはリペアショップに依頼しているという方でも、ネックの反り調整くらいは自分でしてみようとなさった事があるのではないでしょうか。

 良く起きうる身近な問題であるが故に、できれば自分でなるべく正確に調整出来るようになりたいものです。


 では、実際にどうやるのが望ましいか?そして、調整に際してどういう問題が考えられるか?という部分を考えてみましょう。

 
 ネックの調整手順、方法につきましては、過去の記事「ネックの調整」を見て頂く事にして、先ずネックが反った状態、ギターにどんな変化が起きているかという事を考えてみたいと思います。

順ぞり

 ネックの反りには、俗に言う「順反り」と「逆反り」とがありますが、こうした症状がネックに起きた時分かりやすい変化として見られるのが、弦高の変化です。

 一般的に、順反りが起きると弦高は高く(フレットと弦が広く離れた状態)なり、逆反りの場合はその逆、極端な逆反りが起きれば、弦とフレットが接触する状態となります。


 これは、実際のギターを考えてみると良く分かるのですが、ネックの反りと言っても、ネック自体はボディにセット(又はボルトオン)されているものですので、実際の状態は図の様になります。

順ぞり2


 図は、順反り状態のネックとボディを極端に表したものですが、こうして考えれば、何故ネック反りが起きると弦高に変化が生まれるのかという事がイメージし易いと思います。

 もちろん、実際のギターでは微妙な反り具合/変化ですので、この図ほどはっきりと認識するのは難しいと言えます。


 では、実際どうやってネックが真っ直ぐ(もしくはそれに近い)状態であるか確認するか。

 目視?・・・。一番簡単な方法ではありますが、正確にと考えるとなかなか難しいと言えます。

 熟練の方ならいざ知らず、目視のみでネックが正確に真っ直ぐかどうかを判断するのは難しいと言わざるを得ません。

 目視のみの確認では、正確に真っ直ぐかどうかを判断出来ないと考えた方が妥当です。

 単一弦の1フレットと12フレットや最終フレットを押さえて反りを確認するという方法もありますが、正確にと言われると少々難しい場合もあります。
 

 もっと簡単に反りを確認する方法はないものか?

 ならば単純に、真っ直ぐな物体をフレットに当ててみれば良いと考えられます。

 ここで登場。私愛用のネック反りメンテナンスグッズはというと、45センチ長の定規であります。

CIMG3282.jpg


 至極当たり前の道具でありますが、この45センチという長さがポイントです。

 ネックが正しくストレートかを判断する場合、1フレットと最終フレットに真っ直ぐな物を当てるのが望ましい訳です。

 一般的なロングスケール(648mm)を考えてみると、648mmという長さは、”ナット”から”ブリッジ”までの距離であります。

 ナットから12フレットまではというとその半分の324mm。

 ナットでは無く、”1”フレットから最終フレットまで届けば良いのですから、ロングスケール24フレット仕様と考えても1フレットから24フレットまでの長さは、大体450mm/45センチとなります。

ライオン事務器 アルミカッティング 定規 AL-45 27161




 つまりこれならば、24フレット仕様であってもほぼ1フレットと最終フレットに当てる事が可能だという訳なのです。

 後は簡単、定規をフレットに当てつつ、ネック中央付近の定規とフレットの開き具合を見てやれば、ネックが反っているか否かが一目瞭然です。


 さて、ネックの状態を正確に確認が出来れば、後はトラスロッドを少しずつ調整してやれば良い訳ですが・・・。

 しかし、実際にはそんなに簡単に話は終わりません。

 ネックをほぼ完全なストレートにしようとすると、色々と問題が発生する場合があります。


 ナットの損耗によってナット溝が深くなっているような場合には、ネックを完全なストレートにすると正しく弦高調整したとしても1フレットに弦が触れてしまうような場合もあります。

 各フレットの減り具合によっては、ビビりの起きる個所が増えるような場合も考えられます。

 つまりは、ネックをストレートな状態にし、正確なセットアップをしようとすればする程、他の部位各部の調整も同時に必要になってくるという訳です。


 以前、フレットすり合せの記事の中でも触れましたが、すり合わせ作業の下準備として、なるべくネックをストレートな状態にしてから行うようにと注意書きをしました。

 わずかにでも反った状態ですり合わせ作業をしてしまえば、こうしたネック反り含めたトータルでの正確なセットアップに支障が起きるのは言うまでもありません。その場合、ネックをストレートな状態にして再度すり合わせをする必要も出て来ます。


 こうして考えると、トラスロッドの調整だけでギターを良好な状態に保つというのはなかなか大変な事であるというのがお分かり頂けるかと思います。

 良く、やや順反り位が望ましい等と言われるのも、こうしたセットアップの微妙な調整、その難しさから来るものであるとも考えられます。

 ネックの反り調整と一口に言っても、ギターの状態をよく見たうえで、なるべく良好な状態に手入れをしてやるという事が大事であり、可能ならば各部の調整・バランスを取りながらトータルでの整備が必要になるという事になります。
 

 完璧を目指すとなると大変な作業・セットアップとなってしまいますが、ある程度良好な状態に近づける様な日々の手入れならば自分でも出来るものです。

 丁寧にメンテナンスしてやる事で愛用ギターへの愛着も更に増すものだと思います。





Gibson USA / Les Paul Melody Maker 2014




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