今回のおもしろグッズは、ちょっと変わったエレキギター関連製品。
SIAM SHADEのギタリスト、DAITA氏使用ギターのブランドで知られる「
G-Life Guitars」から発売されている製品。

デガウスプロセッサー「DP-G1」という製品です。
一見、何等かのエフェクターにも見えますが、”デガウスプロセッサー”という聞きなれない製品説明がなされています。
デガウス=消磁という意味ですが、この”デガウス”と言う言葉、どこかでご覧になった事があるでしょうか?
最近のパソコンのモニタ・ディスプレイはほとんど液晶モニタになってしまいましたが、ほんの少し前のブラウン管式モニタには、この”デガウス”機能なんてものが搭載されていたりしました。
ブラウン管式モニタは、画面に磁力を帯びてしまう”帯磁”という現象が起きうる物でした。
帯磁してしまったモニタは正しい色の発色が行われず、帯磁した部分だけおかしな色味になってしまうという現象が起きます。
これを正常な発色に戻す為、デガウス=消磁を行う機能がブラウン管式モニタには組み込まれていたりしました。
そういった機能が無い機器に対し消磁を行う「消磁機」なんていう電気式の道具もあります。
原理は簡単、より強い磁力で帯磁した磁力を吸い取って(正確には弱めて)しまう方法です。
さて、問題のデガウスプロセッサー DG-G1。
方法こそ違えど、エレキギター関連製品に対する「消磁機」と考えると分かりやすいかもしれません。

そもそもこの機器が生まれた訳。ブラウン管式モニタ同様に、エレキギターやアンプリファイ、エフェクター等も実は気が付かない間に帯磁を起こしているという理屈によるものらしいです。
つまり、エレキギター等をこのGP-G1に接続し消磁処理を行ってやることで、楽器本来の音色に戻してやろうというシステムであります。(特許申請済み。LH-ウルトラウェーブファンクション技術)
使い方は簡単。エレキギター等をシールドを介しGP-G1に接続。
本体上面のLOCKスイッチをOFFにしPOWERスイッチを入れます。
後は、デガウススイッチを押して1分ほどで消磁完了です。
この時、パーツやピックアップはもちろん、シールドケーブルも同時に消磁可能だそうです。
実際の効果の程はと言うと、エレキギターに使用した場合、消磁後には音の輪郭がハッキリしたり、各弦の分離感が良くなるとか。
有名音楽雑誌に特集が組まれる等、その違いは意外とハッキリしたものであるそうです。
エレキギター関連アイテムを消磁するという新しいアイディア。
一流ミュージシャンもお墨付きのその実力。問題は、少々お値段が張る事くらいでしょうか。
とは言え、実に面白い発想の製品であると思います。


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