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 四十代。妻子持ちの普通のおっさんによる、趣味のエレキギターblogです。


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テープエコーサウンドを再現【Strymon】

 昨日取り上げましたTC Electronic「Flashback Triple Delay」は、最新鋭技術を取り入れた現代的なディレイユニットでしたが、今回取り上げる製品は、同じ先端技術を取り入れても目指すところはクラシックなテープエコー。

 米国、カルフォルニア州ロサンゼルスのエフェクターブランド「Strymon」5 Knob シリーズの新型、TAPE SATURATION & DOUBLETRACKER(テープサチュレーション&ダブルトラッカー)「DECO」です。



Strymon / DECO テープエコー 《予約注文/10月下旬入荷予定》


 「DECO」は、往年のテープエコー、アナログテープサウンドを再現するべく作られた製品です。


 今何故テープエコーなのか?先ずは、テープエコーについておさらいしてみましょう。


 コンパクトディスク登場以前、今ほどデジタル技術が無い時代。

 レコーディングの現場で活躍していたのは、オープンリールやカセットテープ等の磁気テープでした。

 この磁気テープに直接磁気ヘッドを接触させ、録音・再生を行う技術。これを、エコーユニット・エフェクターとして活用したのがご存知テープエコーです。


 テープエコーの原理を説明すると、大別して二つ。

 一つは、録音用磁気ヘッドと再生用磁気ヘッドを別に配置し、双方の距離を変えて(磁気ヘッドを物理的に移動させて)遅延時間(ディレイタイム)を調整する方式。ヘッド可動型。

 もう一つは、テープの再生速度を変化させる事で遅延時間を調整する方式。ヘッド固定型です。


 どちらの方式でも、テープとヘッド・テープとガイド等、物理的に接触している部品が多くありますので動作ロスが起きやすく、デジタルディレイなどに比べて録音・再生の歪みが生じ易い(生じて当たり前)な機械です。

 カセットテープを実際に使った事のある世代ならばご存知の通り。

 磁気テープは劣化も起きやすく、これによる音質の劣化、再生の不均一化なども起こり得ます。

 そもそも、磁気テープ自体の録音性能も低く、CD音質が当たり前になった現代からすると見劣りする録音レベルであります。


 しかし、そんな物理ユニット、テープエコーを通す事で生まれる独特なうねりや温かみは今も珍重され、こうしたテープエコーシミュレイター製品に繋がって行く訳です。

 エフェクター以外にも「真空管カセットテーププレイヤー」シミュレイターなんて言うソフトウェアもある程。

 往年の名盤が生み出された背景には、必ずと言って良いほど磁気テープの存在があったと思えば頷ける結果だと思います。


 前置きが長くなりましたが、Strymon「DECO」に目を向けてみましょう。



Strymon / DECO テープエコー 《予約注文/10月下旬入荷予定》


 実は、Strymonブランド 5 Knob シリーズからは、既に「El Capistan」というテープエコーシミュレイターペダルが発売されております。

 では新作「DECO」は一体何が違うのか?

 キーワードとなるのは、TAPE SATURATION & DOUBLETRACKER(テープサチュレーション&ダブルトラッカー)。


 先ずは、左側のストンプスイッチ「TAPE SATURATION」。

 SATURATION=飽和という意味ですが、過大入力によって生じる歪みを指します。

 DTMなどの話で良く出てくる、クリッピング状態だと考えると良いかもしれません。

 但し、磁気テープ環境に於いては、デジタル環境のクリップよりもはるかに緩やかな歪み/コンプレッション効果として現れます。

 本体左上のSATURATIONコントロールは、そんなテープ・サチュレーションを調整出来ます。



 テープエコーの温かみを加えながら、マイルドなコンプレッションやオーバードライブを付加する事が可能です。


 次に右側、DOUBLETRACKER。

 動作ロスの起きやすいテープユニットを複数台同時に使う事で揺れを生じさせるテクニック、テープフランジングやダブルトラックコーラスなどを再現します。

 LAG TIME、WOBBLE、BLEND、BLEND TYPEの各コントロールで、仮想デッキ二台の位相を変化させたり、ミックス量をコントロール。



 ディレイ/エコーとしてだけでなく、複数台テープエコーを利用したモジュレーション効果を生み出せます。


 更に、2nd ファンクション・コントロールという機能も搭載。

 左右のストンプスイッチを”踏んだ状態”で各ノブを回せば、HIGH/LOW TRIM、DOUBLETRACKER BOOST/CUT、WIDE STEREO MODE、AUTO-FLANGE TIMEの更に詳細な調整が可能という仕組みになっております。

 見かけは5コントロールノブの「DECO」ですが、実は10個ものパラメーターコントロール可能な製品という訳です。





Strymon / DECO テープエコー 《予約注文/10月下旬入荷予定》


 本体上部には、入出力関係の端子が並んでいます。

 1INPUT、ステレオアウト(モノラルアウトも可)仕様。

 タップテンポ設定用のフットスイッチやエクスプレッションペダル(任意のパラメーターコントロール用)、Strymon FAVORITE switch(お気に入りの設定を呼び出せる純正フットスイッチ)などが接続出来る外部ペダル端子が設定されています。

 専用パワーサプライが付属します。乾電池は使用出来ません。


 今時テープエコー?なんて思う方もいらっしゃるとは思いますが、「DECO」はデジタル機器として再現された高性能機。

 オーバードライブ/コンプレッサーとしても、ディレイ/モジュレーション機としても使える万能型。

 テープの味も実に魅力的です。

 願わくばもう少しお手頃価格だったらな・・・と考えてしまう様な価格ですが、これ程のエフェクターですから仕方のない所ですね。


 Strymon「DECO」は、10月下旬発売予定です。




Strymon / EL CAPISTAN テープエコーシミュレーター




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